“三度目”のマンC入り? チェルシーのマレスカ監督がペップ監督の後任候補に浮上

 マンチェスター・シティが、ジョゼップ・グアルディオラ監督の後任候補として現チェルシー指揮官のエンツォ・マレスカ監督を狙っている模様だ。現地時間18日、イギリスメディア『The Athletic』が伝えている。

 2016年7月の就任以降、グアルディオラ監督はプレミアリーグ制覇6回、FAカップ制覇2回、UEFAチャンピオンズリーグ制覇1回、FIFAクラブワールドカップ制覇1回と、数多くのタイトルをクラブにもたらしてきた。契約は2027年6月30日まで残っているものの、同指揮官はかねてから「残留するかどうかはシーズン終了時の結果で決まる」ことを明言。さらに、『The Athletic』が「クラブ内ではグアルディオラ監督が今季終了後に退任するのではないかとの懸念が高まっている」と報道するなど、ここ最近名将の去就がにわかに騒がしくなっている。

 同メディアによると、グアルディオラ監督がクラブを去ることを選択した場合に備えて、マンチェスター・C首脳陣はすでに対応策を策定し始めている模様。そこで白羽の矢が立ったとされるのが、過去に二度クラブで仕事をした経験のあるマレスカ監督だ。2020-2021シーズンにマンチェスター・CのU-23監督、2022-2023シーズンにはトップチームアシスタントを担当。特にアシスタント時代にグアルディオラ監督の下で働いているという経歴は、稀代の名将からの政権移行を円滑に進めたいクラブにとって魅力的だ。

 マレスカ監督は、チェルシーでUEFAカンファレンスリーグとFIFAクラブワールドカップをそれぞれ1回ずつ制覇。クラブでは近年で最も成功した指揮官の1人となっている。しかし、現地時間13日に行われたプレミアリーグ第16節のエヴァートン戦(〇 2-0)後には「みんなが私とチームをサポートしてくれなかった」とコメント。オーナー陣との不和とも取れるコメントが物議を醸している。果たして、45歳のイタリア人指揮官は来季に“三度目”のマンチェスター・C入りを実現させるのだろうか。

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