マンU、セメニョ獲得のポイントはライバル“名将”の去就? 英メディア「隙を狙うだろう」

 マンチェスター・ユナイテッドは、ライバルクラブを率いる指揮官の去就が不透明な点を突いて、ボーンマス所属のガーナ代表FWアントワーヌ・セメニョ獲得の可能性を高めようとしている模様だ。現地時間18日、イギリスメディア『デイリー・テレグラフ』が伝えている。

 セメニョは、2000年1月7日生まれの25歳。ブリストル・シティのユースで育成を受けると、2023年1月に完全移籍加入したボーンマスで本格的に才能を開花させた。今季もプレミアリーグで15試合7ゴール3アシストと充実した成績を挙げており、マンチェスター・Uをはじめとする強豪(マンチェスター・シティ、リヴァプール、トッテナムなど)が獲得に関心を寄せている。

『デイリー・テレグラフ』によると、マンチェスター・Uのルベン・アモリム監督は昨季終盤にロンドンでセメニョと面会。だが、クラブはボーンマス側が要求する8,000万ポンド(約166億7,000万円)超の移籍金に難色を示していた。豊富な資金力、そして“名将”ジョゼップ・グアルディオラ監督を擁するマンチェスター・Cがセメニョの獲得レースで有利なポジションにいるという見方もあるなか、同メディアは「シティがグアルディオラ監督の去就に確証を得られない場合、ユナイテッドはその隙を狙うだろう」と分析。2027年6月30日まで契約を残すものの、今季限りでマンチェスター・Cを去る可能性を指摘されている同指揮官の去就の不透明さを追い風に、マンチェスター・Uが今冬にも獲得攻勢をかけるとしている。

 実際に、グアルディオラ監督は今季序盤に自身の将来について「何が起こるか分からないと何度も言ってきた。全ては結果で決まるので、良いシーズンを送らなければならない」とコメントしている。いずれにしても、マンチェスター・Uとしてはセメニョを惹きつけるだけの魅力的な将来計画を提示できるかが獲得成功のカギとなる。

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