初のJ1に挑む水戸、在籍5年目の主力DF大崎航詩と契約更新「まだ見たことのない景色を見に行く準備は整いました」

 水戸ホーリーホックは18日、DF大崎航詩と明治安田J1百年構想リーグの契約を更新したことを発表した。

 大崎は1998年6月30日生まれの現在27歳。大阪府出身で、東海大仰星高校、大阪体育大学を経て、2021年に水戸へ入団した。加入初年度から左サイドバックとして出場機会を確保。3年目にはケガにも悩まされたが、復帰後は左サイドバックだけでなくセンターバックとしても活躍を続けた。

 2025明治安田J2リーグでは、左ひざのケガの影響で出遅れたものの、第9節の北海道コンサドーレ札幌戦(○3-1)以降の試合はボランチとして全試合にスタメン出場。第31節の藤枝MYFC戦(○2-0)からは腕章を託され、ゲームキャプテンとしてJ2優勝の瞬間を迎えていた。16日に発表された2025明治安田J2リーグの優秀選手賞にも名を連ねている。

 水戸との契約更新を受けて、大崎はクラブを通して次のようにコメントを発表。今季の声援に対する感謝だけでなく、クラブ、そして自身初となるJ1挑戦を前に、素直な想いを言葉にした。

「水戸ホーリーホックに加入してから5年。J2から始まった挑戦が、【J1】として6年目を迎えようとしています。2021年に大阪から茨城に来て、お世話になった水戸ホーリーホックにやっと少し恩返しをすることができたかなと思います」

「苦しいときも、前が見えなくなりそうなときも、信じてサポートし続けてくれたパートナー企業の皆様、最高の応援で背中を押し続けてくれたファン・サポーター方々、あなたがたの『水戸ホーリーホックへの思い』がJ2優勝、J1昇格というまだ見たことのない景色に繋がったと思います。本当にありがとうございました」

「2026シーズンから、水戸ホーリーホックはJ1という未知の世界で戦います。その未知の世界で新しい歴史を刻んでいく水戸ホーリーホックの挑戦に、自分がいないことを想像することができませんでした」

「より厳しく、より注目される舞台だからこそ、このクラブで長く戦ってきた選手の一人として、このエンブレムを背負って戦うことに、強い意味とプライドが僕にはあります。このクラブで、まだ見たことのない景色を見に行く準備は整いました。水戸ホーリーホックがこの街の象徴と思ってもらえるように来季も全力で戦います」

「Jリーグ史に残る伝説の続きをお見せします。来シーズンも共に戦いましょう」

 水戸は2025明治安田J2リーグで躍進を続け、最終的には20勝10分8敗の成績を残し、クラブ史上初のJ2優勝とJ1昇格を成し遂げていた。

【動画】大崎航詩、第25節山形戦ではスーパーミドルが炸裂

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