W杯出場を逃したナイジェリア、PO決勝で敗れたDRコンゴの“不正”を主張?…FIFAに苦情申し立てか

 FIFAワールドカップ26の出場権を逃したナイジェリア代表が、国際サッカー連盟(FIFA)に苦情を申し立てたようだ。17日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 “スーパーイーグルス”の異名を取り、ヴィクター・オシムヘン(ガラタサライ)やアデモラ・ルックマン(アタランタ)らタレントを擁するナイジェリア代表だが、FIFAワールドカップ26の出場権を獲得できず。アフリカ予選グループCで南アフリカ代表に次ぐ2位に終わると、プレーオフ決勝ではPK戦の末にコンゴ民主共和国代表に敗北。大陸間プレーオフ進出は叶わず、2大会連続の予選敗退となった。

 そんなナイジェリアだが、アフリカ予選プレーオフ決勝で敗れたコンゴ民主共和国の「不正」を訴えているとのこと。報道によると、ナイジェリアサッカー連盟(NFF)はコンゴ民主共和国で二重国籍が認められていないため、プレーオフ決勝でも起用されたアーロン・ワン・ビサカ(ウェストハム)やアクセル・トゥアンゼベ(バーンリー)らに出場資格がなかったと主張しているという。

 NFFのモハメド・サヌシ事務局長は「コンゴの法律では二重国籍が認められていないが、代表選手の中にはヨーロッパとフランスのパスポートを持っている選手がいる。これは規則違反であると同時に、不正行為だと考えている」とコメントしている模様。すでに裏付けとなる書類や法的主張をFIFAに提出したようだ。一方、コンゴサッカー連盟(FECOFA)はNFFの請願を「ワールドカップ出場を裏口から掴み取ろうとする試み」と非難したと報じられている。

 今回のアフリカ予選では赤道ギニア代表が出場資格のない選手を起用したことで勝ち点「6」剥奪処分に。南アフリカ代表もレソト代表との一戦で出場資格のない選手を起用したことで勝利が取り消され、相手国に勝ち点「3」が与えられた。

 なお、コンゴ民主共和国は来年3月の大陸間プレーオフでジャマイカ代表vsニューカレドニア代表の勝者と対戦。勝利すれば13大会ぶり2度目の本大会出場がっ決まる。

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