“去就注目”のテア・シュテーゲンに複数のビッグクラブが関心か…W杯に備えてレンタルの可能性も?

 バルセロナに所属するドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに、数多くのビッグクラブが関心を寄せているようだ。17日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

  現在33歳のテア・シュテーゲンは、2014年5月にボルシアMGからバルセロナへと完全移籍。2016-17シーズンからは正守護神に定着し、ここまで公式戦通算423試合に出場してきた。しかし、キャプテンに就任して迎えた昨年9月に右ひざ蓋腱完全断裂の重傷を負い、戦線を長期離脱。昨シーズン終盤に復帰を果たしたものの、今夏の移籍市場で加入したスペイン人GKジョアン・ガルシアに正守護神の座を奪われた。

 16日に行われたコパ・デル・レイ3回戦のグアダラハラ戦でフル出場し、今季初めてピッチに立ったテア・シュテーゲン。しかし、今月8日にハンジ・フリック監督が「私のファーストチョイスはジョアンだ」と語ったことからも、今後も継続的なプレータイムの確保は困難であることが見込まれる。

 今冬での去就に注目が集まるテア・シュテーゲンだが、その注目度は依然として高い模様。ジャーナリストのエクレム・コヌル氏は、モナコ、トッテナム・ホットスパー、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッド、ベシクタシュ、バイエルンが特に関心を示していると報じた。

 一方、本人は来夏に開催されるFIFAワールドカップ26への出場を最優先に考えているものの、去就について公の場では沈黙を貫いている。財政問題を抱えるバルセロナ側は、高年俸であるテア・シュテーゲンの放出に前向きと噂されるが、『ムンド・デポルティーボ』はレンタル移籍で環境を変える選択肢も残されていると指摘した。

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