ドンナルンマの“牙城”崩せず…控え定着のトラッフォード、ペップは1月の放出を否定「素晴らしいGK」

 マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、今夏に加入したイングランド代表GKジェームズ・トラッフォードについて言及した。16日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。

 マンチェスター・シティのアカデミーで育ったトラッフォードは2021年夏にレンタル先のアクリントンでプロデビューを飾り、2023年夏にバーンリーへ完全移籍。昨シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)で45試合に出場しプレミアリーグ昇格に大きく貢献すると、今夏に英国人GK史上最高額の推定3100万ポンド(約64億円)で古巣復帰を果たした。

 プレミアリーグ開幕から3試合連続でスタメンに名を連ねたトラッフォードだが、マンチェスター・シティは今夏の移籍市場最終日にパリ・サンジェルマン(PSG)からイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを獲得。以降はドンナルンマがゴールマウスを守っており、トラッフォードはベンチに座る日々が続いている。

 来夏にFIFAワールドカップ26が控える中、イングランド代表の正GK定着を目指すトラッフォードは多くの出場機会が見込めるクラブへの移籍を検討中とも報じられている。しかし、グアルディオラ監督は同選手が1月の移籍市場で退団する可能性を否定。「ジェームズは出場する。クリスタル・パレス戦に出場しなかった選手全員、アカデミー選手も何人か出場する」と、17日のカラバオカップ準々決勝ブレントフォード戦での先発起用を示唆しつつ、次のようにコメントした。

「選手からも代理人からは何も聞いていない。彼はここに残る。素晴らしいGKだ。GKは特別なポジションだ。シーズン中は試合ごとに変化を加えることもあるが、GKは別だ。ドンナルンマが正GKだが、彼(トラッフォード)は今シーズンは我々とともにいるし、その後どうなるかは様子を見てみよう」

 なお、ドンナルンマとトラッフォードの加入に伴い、ベンチ外の日々が続いているドイツ代表GKシュテファン・オルテガにも1月のマンチェスター・シティ退団の可能性が浮上しているようだ。

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