北中米W杯に60ドルの新価格チケット導入へ…批判受けFIFAが方針転換 注目の販売枚数は?

 北中米で開催されるFIFAワールドカップ26に、新たな価格帯のチケットが導入されることが決まった。16日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 2026年にアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国共催で行われるFIFAワールドカップ26。しかし、FIFAからチケットの販売価格が発表されると、サポーターを中心に大きな物議を醸すことに。FIFAは今大会のチケットを3つのカテゴリーに分類し、対戦カードによって決まる変動価格を採用。決勝戦の最安値チケットは4185ドル(約65万円)にも上り、カタール大会の7倍の価格となっていた。

 そうしたなか、FIFAは本大会の全104試合を対象とする手頃なチケットの導入を決定。価格は60ドル(約9200円)で、ワールドカップ参加国の各サッカー協会に割り当てられるチケットの10パーセントが対象となる。イングランドとスコットランドの場合、グループステージの試合ごとに60ドルのチケットが約400枚用意されるという。

 また『BBC』によれば、協議に関与したFIFA関係者が、「我々はフィードバックに耳を傾け、この新しいカテゴリーは正しい判断である」と語った模様。新チケット導入が満場一致で決定したと報じている。

 一方、イギリスのキア・スターマー首相は今回の決定を歓迎しつつ、「かつてイングランドのチケットを購入するために貯金をしていた者として、FIFAにはワールドカップを特別なものにしている真のサポーターたちとの接点を失わないよう、チケットをより手頃な価格にするため、さらなる努力をしてほしい」とコメントしている。

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