今季最少失点の堅守を構築も…昇格PO決勝戦で敗れた徳島、増田功作監督の退任を発表「本当に申し訳ない」

 徳島ヴォルティスは16日、増田功作監督の退任を発表した。

 1976年4月30日生まれの増田氏は現在49歳。現役時代には横浜FCのほか、ブラジルやボリビアでもプレーした同氏は、引退後に指導者に転身。“古巣”の横浜FCや専修大学で経験を積んだ後、2024年に徳島ヴォルティスにヘッドコーチとして入閣したが、同年4月に解任された吉田達磨氏の後任として、約1年半に渡って指揮を取った。とくに、今シーズンはJ2最少失点数(24失点)を記録した堅守を構築し、4位フィニッシュを達成。昇格プレーオフの決勝戦で涙を呑み、J1昇格こそ成し遂げられなかったものの、自身初のJクラブで確かな実績を残した。

 増田監督は退任に際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「徳島ヴォルティスに関わるすべての皆さま、2年間ありがとうございました。ヴォルティスファミリーの皆さまには、ホーム・アウェイに関わらずどんな状況でもともに戦っていただき感謝しかありません」

「昨年、悲しく、苦しい中で、しかも最下位に沈むチーム状況で、前を向いて一歩を踏み出そうとしても、頭ではやらないといけないのはわかっていても力が入らず、トレーニングをしても気持ちが整えられずにいる時に監督を託していただきました。そこから経験豊富な選手達が力を振り絞り、何とかこの状況を乗り越え勝点を奪おうと戦ってくれました。選手、スタッフみんなで一歩ずつ積み重ね、一心不乱に走って一戦一戦大事に戦ったことは自分にとっては忘れられない経験をしたシーズンとなりました」

「今年、チームとしてJ2優勝を掲げ、選手、スタッフは最後まで全力で走りハードワークして戦ってくれました。自分の力不足で目標を達成できなかったことはヴォルティスファミリーの皆さまには本当に申し訳ないと感じるシーズンでした。スポンサーの皆さま、ファン・サポーターの皆さま、選手、チームスタッフ、日頃からサポートしていただいているサポートスタッフの皆さま、美味しく栄養価の高い食事を提供してくれた食堂の皆さま、そしてクラブで働くスタッフの皆さん、多くの方々に支えていただき幸せな時間を送ることができました。全てに感謝しかありません! 本当にありがとうございました」

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