ソシエダ、ナーゲルスマン氏の元コーチを招へいへ…すでに口頭合意済みでまもなく正式発表の見込み

 レアル・ソシエダは、新監督としてペッレグリーノ・マタラッツォ氏を招へいするようだ。15日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 12日のラ・リーガ第16節ジローナ戦に1-2で敗れ、リーグ戦3連敗で15位に後退した後、セルヒオ・フランシスコ監督の解任を決断したレアル・ソシエダ。『スビエタ』における育成年代での指導実績が豊富な46歳の下で、過渡期を乗り切ろうとした目論見が外れたなか、後任にはガルシア・ピミエンタ氏やルイス・ガルシア・プラザ氏のスペイン人指揮官の名前も浮上したが、外国人指揮官を招へいする可能性が高いと報じられていた。

 そんななかで15日、かねてより有力候補のひとりと見なされていた、ペッレグリーノ・マタラッツォ氏の就任が決定的になったようだ。スペイン紙『マルカ』によると、クラブ上層部は同指揮官を後任に任命する準備を整えており、すでに口頭合意に達したとのこと。今後数時間以内に、正式にアナウンスされる見込みと伝えている。

 1977年11月28日生まれのマタラッツォ氏は現在48歳。イタリア系アメリカ人指揮官は、ニュルンベルクの育成年代で経験を積んだ後、これまでにシュトゥットガルトとホッフェンハイムの監督を歴任。前者ではDF伊藤洋輝やMF遠藤航も指導した。後者では、ユリアン・ナーゲルスマン氏のアシスタントコーチを務めていた時期もあり、両者はドイツ最高位の指導者ライセンス講習を受講した際のルームメイトという間柄だった。

 なお、年内ラストマッチとなる20日の第17節レバンテ戦までは、Bチームを率いるジョン・アンソテギ氏が、暫定的にトップチームの指揮を取ることが決まっている。

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