離陸直前のロシア軍機が「撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 地上のレーダーシステムにも被害か

ウクライナ国防省は、離陸直前のロシア軍のAn-26輸送機をドローンで攻撃する瞬間を捉えた映像を公開しました。

An-26輸送機が離陸直前に攻撃を受ける

 ウクライナ国防省は2025年12月12日、離陸直前のロシア軍のAn-26輸送機をドローンで撃破する瞬間を捉えた映像を公開しました。

 An-26は、旧ソ連時代にウクライナにあるアントノフ設計局が開発した双発エンジンのターボプロップ機です。機体の後部に荷物を直接積み下ろしできるランプを備えており、最大積載量は5.5トンとされています。

 公開された映像は、飛行場でエンジンを始動させ、離陸しようとしているAn-26にドローンが体当たりする瞬間を捉えています。ウクライナ国防省によると、今回の攻撃は情報総局の特殊部隊「プリマリー」が実施し、An-26のほか、2つのレーダーシステムも攻撃したとしています。

 攻撃を実施した飛行場の詳細な場所については明らかにしていませんが、クリミア半島の飛行場とみられます。ウクライナ軍は、クリミア半島に展開しているロシア軍の防空システムやレーダー、戦闘機などを狙って攻撃を繰り返しています。

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