ミラン、19歳バルテサーギが“ドッピエッタ”の活躍も…サッスオーロに追いつかれドロー、リーグ戦4連勝はならず

 セリエA第15節が14日に行われ、ミランとサッスオーロが対戦した。

 ミランは14試合が消化したリーグ戦で9勝4分1敗で勝ち点「31」を獲得し、現在1位。23日に行われたインテルとのミラノ・ダービーを“ウノゼロ”で制すると、リーグ戦3連勝を達成している。対するサッスオーロは、昇格組ながら9位に立っており、前節はフィオレンティーナ相手に逆転勝利を収めている。

 ミランはラファエル・レオンとサンティアゴ・ヒメネスを欠く中、この一戦では、クリスティアン・プリシッチとクリストファー・エンクンクを前線に起用した。

 試合が動いたのは13分。ミランペースで試合が進み中、サッスオーロが敵陣でボールを奪うと、イスマイラ・コネがエリア内に侵入し、そのままフィニッシュ。GKマイク・メニャンの動きを確認し、軽く浮かせたシュートでネットを揺らした。

 ビハインドを負ったミランは28分、高い位置でアドリアン・ラビオがボールを刈り取ると、自ら持ち運びシュートを放つ。その後、ルベン・ロフタス・チークが馬力のあるドリブルで推進力を見せるなど、サッスオーロゴールに迫る。すると34分、ロフタス・チークのグラウンダーのクロスに逆サイドからダヴィデ・バルテサーギが飛び込み、同点弾を記録する。

 1-1の同点で試合を折り返し、迎えた47分にエンクンクのアシストからバルテサーギが“ドッピエッタ”を達成。ニアサイドを打ち抜くシュートで、ミランが逆転に成功する。

 サッスオーロが敵陣で試合を進める時間帯が増えた77分、アルマン・ロリエンテが試合を振り出しに戻す。左サイドから細かいパス交換でミラン守備陣を崩すと、アンドレア・ピナモンティの落としを受けたロリエンテがゴールに流し込んだ。勢いに乗るアウェイチームはロングスローから逆転のチャンスに近づくと、88分にはロリエンテがポスト直撃のシュートを放つ。

 その後、ボールが両チームゴール前を行き交う展開にとなり、ペルビス・エストゥピニャンのクロスにエンクンクが合わせるも、ミランは勝ち越しならず。このまま試合は終了し、2-2で痛み分けで終わった。

 ミランは次戦、18日にスーペルコッパ・イタリアーナ準決勝でナポリと対戦。一方のサッスオーロは21日にホームでトリノとの一戦を控えている。

【スコア】
ミラン 2-2 サッスオーロ

【得点者】
0-1 13分 イスマイラ・コネ(サッスオーロ)
1-1 34分 ダヴィデ・バルテサーギ(ミラン)
2-1 47分 ダヴィデ・バルテサーギ(ミラン)
2-2 77分 アルマン・ロリエンテ(サッスオーロ) 

【動画】バルテサーギが“ドッピエッタ”の活躍

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