試合の2時間前まで38度の発熱…スカマッカが2年ぶり“ドッピエッタ”でアタランタを勝利に導く

 アタランタに所属するイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカが、体調不良に苦しみながらもチームを勝利に導く活躍を見せた。13日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えた。

 今季のセリエAで出遅れたアタランタは、13日の第15節でカリアリとホームで対戦。先発出場したスカマッカは、11分にダヴィデ・ザッパコスタの放ったシュートに触って先制点を記録する。アタランタは75分に追いつかれたが、81分にスカマッカがラザール・サマルジッチのクロスからゴールにねじ込んで勝ち越し成功。アタランタは2-1の勝利で今季4勝目を挙げた。

 2023年10月以来となる“ドッピエッタ”(1試合2得点)を達成して勝利に貢献したスカマッカ。しかし、カリアリ戦後にラファエレ・パッラディーノ監督が明かしたところによると、スカマッカは「試合の2時間前まで38度の発熱」がありながら、フル出場を果たしたという。指揮官は「彼は歯を食いしばった。私は彼に『熱がある時こそ最高の試合ができる』と伝えた。彼は本当に素晴らしかった」と同選手の闘志を称えた。

 スカマッカも試合後、「厳しい試合になることは分かっていた。相手は手強いチームで同点に追いつかれたが、僕たちは押し続け勝利を掴んだ。常にベストを尽くし安定性を保つよう努めている。正しい方向に進んでいる」と語り、アタランタの勝利を喜んだ。3月にFIFAワールドカップ26欧州予選プレーオフを控えるイタリア代表へのアピールに成功しているが、「今はアタランタに完全に集中している。僕たちには多くの目標がある」と、目の前の一戦一戦を見据えている。

 中位集団からの脱出を目指すアタランタは次節、21日にジェノアと敵地で対戦する。

【ハイライト動画】アタランタvsカリアリ

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