上越新幹線「終電繰り上げ」決定! 保守時間を確保のため 影響はまさかの埼玉県民にも

JR東日本は2025年12月12日、来年(2026年)3月のダイヤ改正を発表、そのなかで上越新幹線の終電時刻を繰り上げると明らかにしました。

終電繰り上げの理由は工事時間の確保

 JR東日本は2025年12月12日、来年(2026年)3月のダイヤ改正を発表、そのなかで上越新幹線の終電時刻を繰り上げると明らかにしました。

 高崎より先に行く上越新幹線の下り終電は、「たにがわ417号」越後湯沢行きです。この列車は現在、東京駅を22時28分に発射し、越後湯沢駅に23時32分に到着します。

 それを新たなダイヤでは、東京発22時12分、越後湯沢着23時32分に繰り上げます。

 これに伴い、途中駅の上野、大宮、熊谷、高崎、上毛高原の発着時間も16分から20分、繰り上げられます。また、これまで停車していた本庄早稲田駅は、新ダイヤでは通過します。

 終電繰り上げの理由は、夜間工事の時間確保のためです。すでに2024年春に、全体工事量の約20%の区間である上越新幹線 大宮~高崎間および越後湯沢~新潟間で終電を20分繰り上げており、これで施工効率を約10%向上させることができたといいます。

 上越新幹線は、開業から40年以上が経過し、工事量が全体の80%以上を占めているといいます。このうち20%の工事が「地震対策」であり、工事量が増加しているとのこと。

 一方で、軌道工事のスタッフはこの10年間で20%減少し、今後も確保が厳しい状況だそうです。

 なお、高崎止まりの最終である「たにがわ477号」は、現在と同じく東京発22時40分、高崎着23時36分が維持されます。コチラは、本庄早稲田駅も今までどおり停車します。

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