渦中のサラーがリヴァプール元主将ヘンダーソンと会談?…サウジ移籍の可能性も再燃

 リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーにサウジアラビア移籍の可能性が浮上しているようだ。11日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 2017年夏からリヴァプールでプレーし、ここまで公式戦通算420試合でクラブ歴代3位の250ゴールをマークしているサラー。昨シーズンはプレミアリーグで最優秀選手(MVP)、得点王、アシスト王に輝く大活躍で5年ぶりの優勝に大きく貢献すると、今年4月には2027年6月末までの契約延長が発表された。しかし、今シーズンはなかなか調子が上向かず、それに伴いチームも直近の公式戦16試合で9敗を喫するなど大不振に陥っている。

 こうした状況の中、アルネ・スロット監督はサラーをリーグ戦3試合連続ベンチスタートに。すると、サラーは「非常に失望している。ベンチに座らされている理由がわからない。クラブの誰かが僕を犠牲にしようとしているのではないかとすら感じる」と不満を露わにし、指揮官との関係性について「監督とは良好な関係性を構築してきた。ところが、それは突然壊れてしまった」と言及。この発言後に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦ではベンチからも外れることとなった。

 スロット監督はサラーがリヴァプールでの最後の試合を終えたかとの問いに「まったくわからない」と返答。1月の退団の可能性も囁かれる中、サウジ・プロフェッショナルリーグの複数クラブが同選手の獲得に興味を示しているという。仮に選手本人がリヴァプール退団とサウジアラビア移籍の意思を示した場合、オファーを提示するクラブが現れる可能性が高いようだ。

 なお、そんなサラーだが、かつてリヴァプールでキャプテンを務め、現在はブレントフォードでプレーしているイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンと会談した模様。報道によると、両者はロンドンのイタリアンレストランでランチをともにし、90分間に渡って話し合ったようだ。ヘンダーソンはかつてサウジアラビアでのプレー経験もあるが、果たしてサラーと何を話し合っていたのだろうか。

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