シュミット氏がU-16 Jリーグ選抜を指導「質の高さに驚きました」 将来的なJクラブ指揮には否定的な見解「今はクラブのことに興味ない」

 U-16 Jリーグ選抜の国内合宿が最終日を迎えた。Jリーグのグローバルフットボールアドバイザーとして、今回の活動で監督を務めたロジャー・シュミット氏は「選手たちは本当によくやってくれました。私自身、育成年代を指導するのは初めてでしたが、楽しむことができました」と5日間に及ぶ活動を総括した。

 今年10月にJリーグ海外指導者招聘プロジェクトが始動し、シュミット氏はグローバルフットボールアドバイザーに就任。「自分の経験を生かしてアドバイスできると感じました。非常に興味深いプロジェクトでした」と就任経緯を改めて振り返りつつ、今活動については「プロのクラブチームで行ってきたトレーニングを実施しました。取り組みに対するモチベーションの高さ、そしてプレーの質の高さには驚かされました」と感銘を受けた様子だった。

 また「ハイインテンシティのトレーニングを組み立てて実行すること。さらにそれを資料化し、多くの日本のコーチに共有することが大きな目標でした」と述べ、選手だけでなく日本の指導者にとっても有意義な活動となったと語った。

 契約期間は2026年6月まで。Jリーグは百年構想リーグを経て、来年8月に秋春制として新たなスタートを切る。Jクラブの監督就任への意欲について問われたが、シュミット氏は「今はクラブのことに興味はないです。そういった興味があるなら、今ここにいませんからね」と否定的な見解を示した。

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