シャビ・アロンソ監督の“解任危機”は続く…年内3試合が鍵に、次節敗戦の場合は大ナタも?

 レアル・マドリードを率いるシャビ・アロンソ監督は依然として“解任危機”に瀕しているようだ。11日、スペイン紙『アス』やイギリスメディア『BBC』が伝えている。

 レヴァークーゼンを史上初のブンデスリーガ無敗優勝に導いたX・アロンソ監督は、今夏に現役時代を過ごしたレアル・マドリードに帰還。開幕から公式戦7連勝とスタートダッシュに成功したが、11月に入ってから急失速し、直近8試合の戦績は2勝3分3敗となっている。

 結果と内容次第で解任の可能性もあると報じられる中で迎えた現地時間10日のチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節ではマンチェスター・シティと対戦。28分にロドリゴの約9カ月ぶりとなるゴールで先制したものの、前半で逆転を許し、後半の反撃も実らず1-2で敗れた。

 報道によると、フロレンティーノ・ペレス会長をはじめとしたクラブ上層部は、成績不振の原因がX・アロンソ監督だけにあるとは考えておらず、チームに与えるダメージの大きさなどから即時解任は検討していないとのこと。しかし、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』での連敗を含め、直近8試合でわずか2勝という結果には当然納得しておらず、指揮官交代も現実的な選択肢となっているようだ。

 2025年は現地時間14日のアラベス戦、3日後のコパ・デル・レイ(国王杯)3回戦タラベラ戦、20日のセビージャ戦を残すのみとなっているレアル・マドリードだが、この3試合がX・アロンソ監督の進退の鍵を握る模様。仮にアラベスに敗れて公式戦3連敗となれば、早々にクラブ上層部が大ナタを振るう可能性もあるという。果たして、この3試合でペレス会長やファン、サポーターを納得させる内容と結果を残すことはできるだろうか。

 なお、レアル・マドリードはすでに後任候補のリストアップも開始しており、現在リザーブチームを率いているアルバロ・アルベロア氏が有力候補となっているとのこと。また、移籍市場に精通するドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によれば、ユルゲン・クロップ氏の招へいにも興味を示しているという。

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