RB大宮が宮沢悠生監督と契約更新! 途中就任でチームを立て直すもJ1昇格PO準決勝で無念の終戦

 RB大宮アルディージャは12日、宮沢悠生監督との契約を更新し、明治安田J2・J3百年構想リーグも引き続き指揮を執ることが決定したことをクラブ公式サイト上で発表した。

 RB大宮のクラブ公式サイトは「宮沢悠生 監督 契約更新のお知らせ」と題したリリースを掲載。「このたび、宮沢悠生 監督との契約を更新し、明治安田J2・J3百年構想リーグも引き続き指揮を執ることが決まりましたので、お知らせします」と伝えた。

 同サイトには、次のように宮沢監督のコメントが掲載されている。

「2025シーズン、困難な局面で大役を引き受けました。しかしどんな時もサポーターの声援はチームを後押しし、みなさまの存在によって選手、スタッフ、そして私自身をプレーオフまで導いてくれました。来シーズンも引き続きチームの指揮を執るチャンスをいただきました。あの悔しさから這い上がって、RB大宮アルディージャと進んでいけるチャンスをいただけたこと、大変光栄に思います。サポーターのため、目の前の勝点を泥臭く掴み取るため、最後まで全力で走り続ける、狩り続ける姿勢をベースとして、足りなかった部分をクラブ一丸となって成長していく覚悟と責任を持って臨みます。来シーズンも応援をよろしくお願いします」

 宮沢監督は、1985年8月28日生まれの40歳。びわこ成蹊スポーツ大学卒業後の2008年9月にドイツ・ケルンに渡り、若くして指導者の道を志した。2014年にはUEFA Aライセンスを取得。ライセンス取得と並行して、ケルン在籍時の長澤和輝や大迫勇也の通訳を務めるなど、ドイツ在住日本人選手のサポートも行った。2019年からレッドブル・ザルツブルクのアカデミーアシスタントコーチを務めると、ここでもトップチーム在籍の南野拓実や奥川雅也らの通訳を兼務。2023年にはJFA 公認S級コーチライセンス(現・JFA Proライセンス)も取得し、監督業を行う準備を整えていった。

 今年9月には、レッドブルが傘下に収めるRB大宮の監督に就任。同月中に解任された長澤徹前監督の後を引き継ぐ形で、チームを託されることになった。宮沢監督就任後のRB大宮は粘り強い戦いで2025明治安田J2リーグの上位戦線に踏みとどまり、最終的に明治安田J1昇格プレーオフ(PO)2025出場圏内の6位でフィニッシュ。7日に行われた同PO準決勝のジェフユナイテッド千葉戦を3-4で落としてJ1昇格とはならなかったが、短期間でチームを安定させた宮沢監督の手腕が光る1年だった。

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