2025Jリーグアウォーズが11日に開催され、2025明治安田J1リーグの最優秀選手賞(MVP)が発表。鹿島アントラーズに所属するGK早川友基が、初受賞を果たした。
早川は1999年3月3日生まれの現在26歳。横浜F・マリノスのジュニアユース、桐蔭学園高校、明治大学を経て、2021年に鹿島アントラーズに入団した。ルーキーイヤーは天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会のみの出場にとどまったが、翌シーズンからはJ1の舞台でも徐々に出場機会を得ると、2023シーズンにはGKクォン・スンテ氏やGK沖悠哉(現:清水エスパルス)らを抑えて、鹿島の正守護神に君臨した。
2023シーズンからはリーグ戦フルタイム出場を続け、2025明治安田J1リーグでも全38試合に出場。これで3年連続のフルタイム出場を記録し、リーグで2番目に失点数が少なかった鹿島を、最後尾から支えた。また、「2025明治安田Jリーグ 月間ベストセーブ賞」にも4月、9月、10月、11・12月と4度も選出されており、“早川だからこそ”防げた場面も数知れず。鹿島の守護神として、優勝の原動力となった。
なお、鹿島からMVPが選出されるのは、2009シーズンの小笠原満男氏以来、16年ぶりとなった。過去に鹿島からはMFジョルジーニョ氏、FWマルキーニョス氏、そして小笠原氏が選出されており、鹿島からは歴代4人目のMVP選出となる。
また、GKがMVPに選ばれるのは、2010シーズンに当時名古屋グランパスに所属していた楢﨑正剛氏以来、2度目の快挙となる。
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