ママ友の息抜きは無駄だが飲み会は仕事…かみ合わない夫婦の価値観【宝くじで3億円当たりました Vol.13】

■これまでのあらすじ
夫の心ない言葉に日々疲弊していた妻は、こっそり購入した宝くじが3億円当選していることを知り、このお金だけは夫に渡さないと心に決める。家庭では妻を否定する発言が続き、限界を感じながらも、息子に向き合う父親としての姿だけは立派で、夫を嫌いになりきれない自分に戸惑っていた。さらに夫は家計にも厳しく、レシートを細かく確認しては食費や化粧水の金額まで口を出す。息子の習いごとの値上げを伝えると、妻のお小遣いを減らして補填すると一方的に決め、「生産性のないママ友とのお茶会を我慢すればいい」と、妻の楽しみまで奪おうとするのだった。

■夫の飲み会はよくて…妻はダメなの?

■飲み会代はかからない!息抜きでもなんでもない

■自分のことより優先すべきことがある

ママ友とのお茶会は、妻にとって大切な息抜きの時間。そのことを夫に伝え、「あなたも会社の飲み会に行っているでしょ?」と反論すると、夫は驚いたように眉を上げました。

夫にとって飲み会はあくまで仕事の延長で、しかも幹事を務めることで代金は一円も払っていないのだと、得意げに語るのです。

さらに夫は、「なんでそんなに自分のことにお金を使えるの?」「少しでも余裕があったら息子に使いたいと思わない?」と問い詰めるように続けました。

息子のためにお金を優先して使いたい夫と、自分の楽しみや身だしなみにも少しは使いたいと考える妻。どちらが間違っているという話ではなく、ただ価値観の違いが見えているだけなのでしょう。

妻の考え方が息子への愛情を欠いているとは決して言えません。けれど、夫の言い方ではまるでそう責められているかのように感じてしまうのも無理のないことですよね。

▶︎次回 Vol.14 節約してでも守りたい時間――ママ友たちに事情を説明すると?◀︎前回 Vol.12 「お小遣いを減らして帳消し」習いごとの値上げが招いた思わぬ展開!【全話読む】 宝くじで3億円当たりました横山光昭さんに聞く「物価高の中どうしたら貯蓄できる?」【「無理なく貯まる!初めての投資」】わが家は、子どもを大学に通わせることができる?【手取り20万円 教育費どうやって貯める?】