コンサドーレ札幌は11日、柴田慎吾監督が今シーズン限りで退任することと、新監督に川井健太氏の就任を発表した。なお、柴田氏は2026シーズンは同クラブでトップチームコーチを務めることも明らかになっている。
19位でのJ2降格となった2024シーズン限りで7シーズンに渡って長期政権を築いてきたミハイロ・ペトロヴィッチ前監督が退任した札幌は、今季から岩政大樹監督を新監督に招へい。1年でのJ1復帰を目指したシーズンは開幕4連敗スタートとなり、その後は盛り返しを見せていたものの、第25節終了時点で10位となっていたことから、8月11日に岩政監督は契約解除となり、後任として今季から札幌のU-18監督を務めていた柴田監督が就任。最終的に2025明治安田J2リーグを16勝5分け17敗、勝ち点「53」の12位で終えていた。
現在44歳の川井氏はこれまで愛媛FCレディースでヘッドコーチや監督を務めたほか、愛媛FCでU-18監督やトップチーム監督を歴任。そして、モンテディオ山形でコーチを務めた後、2022年から2024年8月まではサガン鳥栖で指揮を執っていた。
今季限りでの退任が決定した柴田監督は札幌のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「いつも北海道コンサドーレ札幌にご支援ご声援をいただいております、パートナー企業の皆様、サポーターの皆様、表記の件の通りこの度監督を退任し、トップチームコーチに就任する事になりました。立場は変わりますが、全てはコンサドーレの勝利のため、そして1年半後にJ1に昇格するためにベストを尽くします! 引き続き共に闘いましょう!」
また、新しく監督に就任した川井氏は以下のようにコメントしている。
「北海道コンサドーレ札幌に関わるすべての皆さまへ。このたび監督に就任いたしました、川井健太です。チームの舵取りを任せていただいたことを大変光栄に感じており、その責任を強く自覚しております。目的地へ必ず到達できるよう、這いつくばってでも前に進む覚悟で臨みます」
「また、北海道という唯一無二の素晴らしい土地と文化の中で、コンサドーレをより広く、より深く根付かせていくことも、私に課された大切な使命だと認識しております。言葉を美しく並べることはいくらでもできますが、私たちの価値は、スタジアムで皆さまに何をお示しできるかに尽きます」
「パートナー企業の皆さま、ファン・サポーターの皆さま、どうかお力をお貸しください。 私たちは勇敢に戦い、皆さまの期待に応えられるよう全力を尽くします。 そして、皆さまがコンサドーレの一員であることを誇りに思っていただけるチームをつくってまいります」