アンカー起用の板倉滉をアヤックスOBが“痛烈批判”「何をすべきか全くわからないGKのよう」

 カラバフ戦に先発した日本代表DF板倉滉(アヤックス)のプレーに対し、クラブOBである元オランダ代表MFテオ・ヤンセン氏が苦言を呈した。10日、オランダメディア『Voetbal International』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節が行われ、アヤックスは敵地でカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦。試合は立ち上がりの10分にホームチームが先制したものの、39分にカスパー・ドルベリの得点でアヤックスが追いつく。47分には再びカラバフが勝ち越しに成功したが、79分にオスカル・グローフが同点弾をマーク。その後に2点を挙げたアヤックスが逆転勝利を収め、今大会初白星を掴み取った。

 この試合でアンカーとして先発した板倉は、自身の背後を取られて先制点献上に関与。その後は攻守で立ち位置を入れ替える難しいタスクを担いつつ、65分に交代でピッチを退いた。

 『ジッゴ・スポルト』で解説を務めたヤンセン氏は、「板倉はボール保持時にまったく関与できず、守備面でも非常に脆い選手だ。アヤックスにいるどのMFでもいいから、そちらを起用するべき」とコメント。「板倉はとにかく止まっていることが多い。こう言うのは少し失礼だが、これなら私にもできる。そんなレベルで驚くべきことだ」と批判を展開した。

 また、「彼はすべてをブロックしようとしているが、何をすべきか全くわからないGKのように見える」と指摘。続けて、「板倉がボールを持つと、とにかく早く蹴り出したがる。たぶん彼はボールを持ちたくないんだろう」と苦言を呈している。

 一方、アナリストを生業とするウィム・キーフト氏も、「このポジションで板倉がプレーしているのは彼の責任ではない。ここは彼の適性がある場所ではない」と本職ではないアンカー起用を考慮しつつ、「彼は単純にサッカーがうまくない」と主張した。

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