PSG、ビルバオの堅守破れずスコアレスドロー…“好守連発”GKウナイ・シモンの牙城崩せず

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節が10日に行われ、アスレティック・ビルバオ(スペイン)とパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)が対戦した。

 ここまで5試合を消化したリーグフェーズで4勝1敗を記録し、勝ち点「12」を積み上げているPSG。昨季にクラブ史上初の欧州制覇を成し遂げた同クラブは、今季も順調に白星を重ねて上位につけている。負傷者が続出する厳しい台所事情のなか、ブラッドリー・バルコラやフヴィチャ・クヴァラツヘリアなどが先発に名を連ねた。

 試合は前半終了間際にPSGが決定機を作り出す。敵陣左サイドでのポゼッションからヌーノ・メンデスにボールが渡り、右サイドで待つマテウス・ヌネスにフィードを供給。ペナルティエリア右角からゴール前にスルーパスを出すと、飛び込んできたセニー・マユルがワンタッチで合わせる。しかし、GKウナイ・シモンに防がれ、惜しくも得点には至らない。

 後半立ち上がりの48分にも、PSGがアスレティック・ビルバオを脅かす。N・メンデスが自陣左サイドから前線にロングパスを配球。右サイドに流れたボールにクヴァラツヘリアが抜け出すと、ボックス右脇からダイレクトでゴール前に折り返す。相手の足に当たって軌道が変わると、遅れて走り込んできたセニー・マユルがダイレクトでシュート。しかし、またもGKウナイ・シモンにストップされた。

 65分にはバルコラが左サイドを突破し、GKが飛び出してきたタイミングで右足を一振り。ゴール前に複数の選手が待つ状況でゴールを狙ったが、ボールはクロスバーに嫌われてしまう。結局、そのまま試合は0-0で終了。互いに1ポイントずつを分け合った。次節、アスレティック・ビルバオは来年1月21日にアウェイでアタランタ(イタリア)と対戦。PSGはその前日にアウェイでスポルティング(ポルトガル)と対戦する。

【スコア】
アスレティック・ビルバオ 0-0 パリ・サンジェルマン

【得点者】
なし

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