出産無償化で現金給付案=帝王切開などに対応―厚労省

 厚生労働省は10日、出産費用無償化の一環として、正常分娩(ぶんべん)の費用全額を公的医療保険で賄う案に関連し、それ以外に生じる自己負担に対応した現金給付の仕組みを設ける方向で調整に入った。帝王切開を受けたことで出費が生じる人などにも配慮し、経済的な不安を軽減するのが狙い。12日の社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会で提案する。