レアル・マドリードに所属するフランス代表MFオーレリアン・チュアメニが、現在のチーム状況や指揮官との関係性について語った。9日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
クラブOBであり、レヴァークーゼンで史上初のブンデスリーガ無敗優勝を成し遂げたシャビ・アロンソ監督を今夏に招へいしたレアル・マドリードは、開幕から公式戦7連勝とスタートダッシュに成功。しかし、直近7試合の戦績は2勝3分2敗と勝ち点の取りこぼしが目立っており、現地時間7日に本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にて行われたラ・リーガ第15節では2人の退場者を出した上、良いところなくセルタに完封負けを喫した。
こうした状況の中、現地では早くもX・アロンソ監督の進退問題が浮上。一部主力選手との信頼関係にも亀裂が生じており、10日に行われるマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節の結果次第では、クラブが指揮官解任を決断する可能性があるとも報じられている。
試合の前日会見に出席したチュアメニは「試合に勝てないのであれば、改善しなければならない。守備でも攻撃でももっと良いプレーをしていきたい。今の状況は受け入れられないので、改善できることを願っている」と前置きしつつ、ビッグマッチに向けた意気込みを次のように示した。
「僕たちは全員が同じ船に乗っている。試合に勝ちたいのであれば、全員が同じ方向を向いて戦わなければならないし、ピッチに立つ以上はもっと良いプレーをする必要がある。明日の試合は流れを変える絶好の機会だし、CLでさらに勝ち点を積み上げるチャンスだ」
また、X・アロンソ監督との関係性については、セルタ戦の敗北を念頭に次のように語っている。
「セルタ戦では監督は良いプランを持っていた。最終的にピッチでプレーするのは選手であり、0-2で負けたのは僕たちの問題だ。監督の責任ではない。集中力やインテンシティー。僕たちは改善しなければならないし、そうしていくつもりだ。最大限のインテンシティーでプレーしなければ、試合に勝つのは非常に難しくなる。マンチェスター・シティ戦でもそうしなければならない。持てる力を発揮すれば、勝てると思っているよ」
CLで5シーズン連続の顔合わせとなるレアル・マドリードとマンチェスター・シティ。スペインとイングランドを代表する名門同士の大一番は、日本時間11日の午前5時にキックオフを迎える。