1ゴール1アシストと躍動のアタランタMF「チェルシーは世界王者。そんな彼らを相手に…」

 アタランタは9日、チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節でチェルシーを2-1で破った。試合後、アタランタに所属するベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレが、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して、喜びの声を届けた。

 アタランタはリーグフェーズ第1節で昨季王者のパリ・サンジェルマン(フランス)に0-4と大敗を喫したものの、以降は3勝1分と無敗をキープ。今節は勝ち点「10」で並ぶチェルシーをホームに迎えると、前半の25分にコーナーキックの流れから、ブラジル代表FWジョアン・ペドロにゴールを奪われ、1点ビハインドで後半へ折り返す。それでも55分、ドリブルで持ち運んだデ・ケテラーレのクロスボールから、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカがヘディングシュートで同点弾を奪うと、終盤に入った83分にはデ・ケテラーレが右足シュートを沈めて逆転に成功。試合はこのままタイムアップを迎え、アタランタはCLで3連勝を飾ると同時に、暫定ながらリーグフェーズの3位まで浮上した。

 1ゴール1アシストを記録したデ・ケテラーレは、同試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出。UEFAのテクニカル・オブザーバー・パネルから「全面的に優れたパフォーマンスを見せた」と賛辞を送られたデ・ケテラーレは、勝利の喜びを次のように言葉にした。

「最高の気分だ。世界王者相手に、ファンのみなさんの後押しを受けながら戦うことができた点を含めてね。僕らチームにとっても、ファンにとっても、そしてCLの順位争いという観点からも、非常に美しく、重要な勝利だよ」

 続けて、デ・ケテラーレは「チェルシーはヨーロッパで、いや、世界の中でも最も優れた強豪だ。現に、彼らはクラブワールドカップを制した世界王者なのだから」と対戦相手を称えると、「非常に難しい試合になることは覚悟していたが、それでも僕らは全力を尽くし、大きな結果を掴むことができたんだ!」と明かす。「今の段階で勝ち点『13』を取れていることは素晴らしいと思うよ。もちろん、まだ決着はついていないけれども、素晴らしい位置にいる。常に今日のようなプレーを続けることが重要だと自覚しなければならないね」と言葉を続け、現在12位と苦戦を強いられているセリエAを含めて、チェルシー戦の“基準”を持って今後を戦い抜くことを誓った。

【ハイライト動画】デ・ケテラーレ躍動のアタランタがチェルシー撃破

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