総走行距離&デュエル勝利総数はリーグトップ、MFで2桁得点達成…稲垣祥が“33歳”で示したキャリアハイ

 名古屋グランパスに所属するMF稲垣祥が、『2025Jリーグ優秀選手賞』に選出された。

 7日、本拠地『豊田スタジアム』に鳴り響いた、「いな・がき・しょう」のコール。この大声援を受けた“15”は、後半アディショナルタイムに獲得したPKをゴール左上に決めて見せた。キャリアハイとなる、シーズン11得点目だった。

 1991年12月25日生まれの稲垣は現在33歳。名古屋グランパス在籍6年目となった今シーズンも、ドイスボランチの一角として、前半戦は椎橋慧也、後半戦は森島司と相方を変えつつ、中盤で舵を取った。終わってみれば、全38試合にフル出場。ケガをしなかったのはもちろん、今年4月の第9節湘南ベルマーレ戦で累積にリーチがかかって以降は、一度もイエローカードをもらうことなく、走り切ったのだ。全38試合フル出場…計3420分間のプレータイムを記録した選手は、リーグ全体で9名(うち5人がGK、3人がCB)いるのだが、MF登録の選手としては唯一となっている。

 さらに圧巻なのが、スタッツ面だ。前述した、シーズン11得点はキャリアハイを更新すると同時に、こちらもMF登録の選手として、2桁得点に乗せた唯一の選手に。内訳は確かに、6得点がPKではあるものの、成功率は100パーセントを誇っており、それ以外の5得点においても、キック力を活かしたゴラッソ(湘南戦で決めた2ゴールはとくに!)や3列目からの飛び出しと、“らしい”ゴールが多い。また、総走行距離の454.4キロと、デュエル勝利総数の132回も、ともにリーグトップだ。前者の記録においては、2位に約50キロ近くの差をつけるなど、群を抜いている。

 そして今夏には、日本代表に約4年ぶりの復帰。E-1選手権全3試合でプレーした。第1節ホンコン・チャイナ戦で1得点を記録すると、第3節韓国戦では後半途中からゲームキャプテンも任されるほどの活躍ぶりだった。

 稲垣は、『2025Jリーグ優秀選手賞』に選出されたのに際して、「優秀選手賞に選出して頂き光栄に思います。これからも高みを目指して努力し続けます」とクラブ公式サイトにて、コメントを残している。

 アビスパ福岡との最終節で決勝点を挙げ、恩師である長谷川健太監督のラストマッチに花を添えた稲垣。「監督が示す基準のおかげで成長した」と振り返り、33歳にしてキャリアハイを成し遂げた“鉄人”は、新監督の下でも、ロッソジャッロの舵取り役を担うことになるだろう。

【今季11得点目】キャリアハイを更新した稲垣祥

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