JR東が首都圏の路線でも「日中にメンテナンス」実施へ 来年度にも開始 「工事は夜」から変革目指す

JR東日本は、来年度から首都圏の路線で日中時間帯にメンテナンス作業や工事を行うと発表しました。

昼夜連続工事の時間帯は横須賀線と総武線の「直通」中止も

 JR東日本は2025年12月9日(火)、来年度から首都圏の路線で日中時間帯にメンテナンス作業や工事を行うと発表しました。来年度から、京浜東北線での日中時間帯のメンテナンス工事や、横須賀線での昼夜連続したトンネル補修工事を先行実施する計画を検討するとしています。

 同社によると、メンテナンス作業や工事は、これまで夜間を中心におこなってきたものの、深夜勤務に従事する頻度が高いことから、働き手の確保や維持が困難だといいます。日中時間帯にメンテナンス作業や工事は、これまでは地方ローカル線を中心に実施されてきましたが、首都圏の路線にも拡大される形となります。

 今後は、日中時間帯でのメンテナンス作業や工事を常態化させ、鉄道工事従事員の安全確保と働き方改革を進めるとしています。

 首都圏ではまず、京浜東北線の田端~田町間で平日の連続した3日間の日中時間帯に実施が検討されており、同区間で日中のメンテナンス作業を行う際は、平行する山手線の線路を使用して運転となる見込みです。

 横須賀線(東京~品川間)では、トンネル補修などの工事を集中的に実施するため、昼夜連続での集中工事の実施が検討されます。金曜日終電から日曜日初電までの連続した時間に工事が行われる予定で、その場合は横須賀線は品川駅で横浜方面へ、総武快速線は東京駅で千葉方面へ 折り返し運転となる予定です。

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