2位セルティック、ハーツとの直接対決に敗れ首位浮上ならず フル出場の前田は後半ATにアシスト記録

 スコティッシュ・プレミアシップ第16節が7日に行われ、2位セルティックはホームで首位ハーツと対戦した。

 前田大然、旗手怜央が先発出場した試合は、43分にクラウディオ・ブラガの得点でハーツが先制。さらにハーツは64分にもオイシン・マッケンティーの得点でリードを2点に広げた。

 一方のセルティックは後半アディショナルタイム3分に前田のアシストからキーラン・ティアニーの得点で1点を返したものの、反撃はここまで。セルティックがハーツに1-2で敗れ、消化試合数はセルティックが1つ少ないものの、首位ハーツとの勝ち点差は「3」に広がった。なお、前田と旗手はともにフル出場を果たし、山田新と稲村隼翔は共にメンバーから外れた。

 セルティックの指揮官に就任後、初陣を敗戦という結果で終えたウィルフリード・ナンシー監督は、イギリスメディア『スカイスポーツ』に「結果は我々が望んでいなかったものだが、全本の内容は本当に良かったと思う」と試合を振り返りった。

 そして、「打開する機会も得点するチャンスもあったが、ラストパスや決定力に関しては改善の余地があった。だが、相手のバランスを崩してチャンスを作り出した点は評価できる」と、改善すべき点を挙げた。

 また、2失点を喫したことについては「相手の流れに乗せられて失点してしまった。試合を検証してみれば、より良いプレーができると思う」とコメント。「クロスやパス、特にもっとパスを出し、ボックス内に人数を集中させるという点で我々は少し連係を欠いていた」と、1得点のみに終わった点についても課題を指摘し、「本当に良い場面もあったが、それだけでは不十分だった」と語った。

 セルティックはこの後、11日に行われるヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第6節でローマをホームに迎える。

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