レアルがセルタに完封負け…2人の退場者出して9人に、首位バルサとの勝ち点差は「4」に拡大

 ラ・リーガ第15節が7日に行われ、レアル・マドリードとセルタが対戦した。

 クラブOBであるシャビ・アロンソ監督のもと、開幕6連勝とスタートダッシュに成功したレアル・マドリードだが、第12節ラージョ・バジェカーノ戦から3試合連続ドローと失速し、バルセロナに首位の座を譲ることに。それでも、ミッドウィークに行われた試合ではアスレティック・ビルバオを3-0で撃破し、4試合ぶりの白星を飾った。ホームにセルタを迎える今節、連勝でバルセロナとの勝ち点「1」差を維持したいところだ。

 序盤からレアル・マドリードがボールを握る展開となる。16分にはアルダ・ギュレルの突破から右CKを獲得し、ジュード・ベリンガムのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKヨヌーツ・ラドゥが好セーブに阻まれた。対するセルタはミドルブロックで構え、ボールを奪った後は手数をかけずに速攻へ。21分には後方からのロングボールにパブロ・デュランが抜け出すもシュートは打てず。しかし、このプレーでエデル・ミリトンがハムストリングを痛め負傷交代となった。

 なかなかセルタのブロックを崩せずにいたレアル・マドリードだが、38分には決定機を創出。オーレリアン・チュアメのパスカットからヴィニシウス・ジュニオールを経由してボックス内中央のキリアン・エンバペへ展開し、最後は横パスを受けたギュレルがシュートを放ったが枠を捉えることができない。対するセルタもその直後、ボルハ・イグレシアスのスルーパスに抜け出したデュランにチャンスが訪れたが、GKティボー・クルトワの好セーブに阻まれた。

 後半に入り54分、敵陣内でボールを保持したセルタはブライアン・サラゴサが左から仕掛けて低いクロスを供給。後半から出場したヴィリオット・スウェドベリが巧みにゴール右下隅へ流し込み、先制に成功した。65分にはフラン・ガルシアが立て続けにイエローカードを提示されて退場処分に。レアル・マドリードは数的不利で1点を追いかけることとなった。

 レアル・マドリードはここから攻勢を強める。74分、最終ラインに落ちたオーレリアン・チュアメニが絶妙なロングフィードを供給し、抜け出したエンバペが前に出たGKラドゥの頭上を越すループシュートを狙ったが枠の上へ。87分にはチュアメニがボックス左付近から上げた斜めのクロスにゴンサロ・ガルシアが頭で合わせるも枠内に飛ばすことができない。

 後半アディショナルタイムにはアルバロ・カレーラスにもレッドカードが提示され、レアル・マドリードは9人に。90+3分にスウェドベリに2ゴール目を決められ0-2での敗戦となった。この結果により、首位バルセロナの勝ち点差は「4」に拡大。次節は14日に行われ、レアル・マドリードはアウェイでアラベス、セルタはホームでアスレティック・ビルバオと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 0-2 セルタ

【得点者】
0-1 54分 ヴィリオット・スウェドベリ(セルタ)
0-2 90+3分 ヴィリオット・スウェドベリ(セルタ)

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