ローマが今季初のリーグ戦連敗…後半開始早々にゼキ・チェリク退場、終盤被弾でカリアリに敗れる

 セリエA第14節が7日に行われ、カリアリとローマが対戦した。

 今夏に就任したジャンピエロ・ガスペリーニ監督のもとで好調を維持しているローマ。前節はナポリとの上位対決に敗れたが、ここまで9勝4敗・勝ち点「27」の4位につけており、暫定首位インテルとの勝ち点差はわずか「3」だ。今節はここまで2勝5分6敗で15位のカリアリとのアウェイゲーム。ジャンルカ・マンチーニやブライアン・クリスタンテ、ロレンツォ・ペッレグリーニらがスタメンに名を連ね、首位再浮上を目指す。

 ローマは序盤から主導権を握るもなかなかチャンスを作れず、カリアリの手数をかけない鋭い攻撃に手を焼く。27分にはミシェル・アドポが蹴り込んだロングボールをマルコ・パレストラが収めて右に展開し、走り込んだセバスティアーノ・エスポージトが右足を振ったが、枠を捉えたシュートはGKミル・スヴィラールに阻まれた。その後は互いに攻め合うも決定機を作ることができず、前半はスコアレスで終了した。

 後半開始早々の49分、ルーズボールを収めたマイケル・フォロルンショが推進力ある突破を見せると、カバーに入ったメーメト・ゼキ・チェリクに背後から倒され、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの結果、判定はボックス手前でのフリーキックとなり、ゼキ・チェリクにはレッドカードが提示された。

 数的不利となったローマは59分、左のポケットを取ったアダム・オベルトに鋭い反転から決定的なシュートを打たれるも、上手く距離を詰めたGKスヴィラールがスーパーセーブを披露。68分にはフォロルンショにボックス内左に抜け出されたが、再びGKスヴィラールが立ち塞がり、何とかピンチを凌ぐ。しかし82分、左CKから最後は途中出場のジャンルカ・ガエターノにネットを揺らされ、先制を許した。

 試合はこのまま1-0で終了し、ローマは今シーズン初のリーグ戦連敗を喫している。次節、カリアリは13日にアウェイでアタランタと、ローマは15日にホームでコモと対戦する。

【スコア】
カリアリ 1-0 ローマ

【得点者】
1-0 82分 ジャンルカ・ガエターノ(カリアリ)

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