即突入で鬼木監督に“手荒い祝福”! 小川諒也「ああいうことを言い出すのは大体優磨。優磨が悪いということで(笑)」

 明治安田J1リーグ第38節、首位の鹿島アントラーズはホームで横浜F・マリノスを2-1で下し、2025年のJ1リーグ王者に輝いた。

 今年6月にシント・トロイデンから加わった小川諒也は、左サイドバックのポジションで先発フル出場し、大一番の勝利に貢献。「鹿島に来た時には首位に立っていたので、自分の仕事としては1位のまま優勝させること。結果的に1位のまま終わることができたのは、すごく良かった」と胸を撫で下ろす。「喜びは大きいですね」自身初のリーグタイトルを噛み締めた。

 小川は6月9日に完全移籍加入が発表され、同月14日のJ1第20節サンフレッチェ広島戦で即デビュー。当時は「選手全員の名前を覚えているかな?という感じのところからのスタートだった」という。「まずは鬼さん(鬼木達監督)鹿島のやり方を徐々に理解すること。自分のコンディション的にも試合をやりながら上げていかないといけない難しさもありました」と明かす。結果的にはリーグ戦15試合に出場し、2アシストを記録。「ちょっとは力になれたかな」と胸を張った。

 試合終了後、鬼木監督のフラッシュインタビューが始まると同時に、ウォーターシャワーによる手荒い祝福が行われた。小川が「(鈴木)優磨ですけどね。言い出したのは」と明かした通り、鈴木が“特攻隊長”となり、小川らが続く形に。通常であればウォーターシャワーの祝福はインタビュー終了後に行われるところだが、今回は開始早々の突入となった。「ああいうことを言い出すのは大体優磨。優磨が悪いということで(笑)」と笑顔で振り返ってくれた。

【動画】インタビュー開始早々にびしょ濡れになった鬼木監督

●「感無量、本当に言うことない」就任1年目で鹿島に9年ぶりのJ1タイトル、鬼木達監督の恩返し「決断は正しかった」●「あれはシャペウ(笑)」4カ月ぶり先発で先制アシスト、苦しみ抜いた荒木遼太郎が初タイトルに「何にも変えられないぐらい嬉しい」●鹿島が9季ぶり9度目のJ1優勝! 野々村チェアマンが賛辞を送る「鹿島アントラーズ躍進の一年となりました」●J1優勝に導いたレオ・セアラが得点王! 鹿島の選手としては2008年のマルキーニョス以来●鹿島・鬼木達監督が史上初となる2クラブでJ1制覇達成、就任1年目で9季ぶり9度目の優勝に導く