鹿島が9季ぶり9度目のJ1優勝! 野々村チェアマンが賛辞を送る「鹿島アントラーズ躍進の一年となりました」

 2025明治安田J1リーグ最終節が6日に行われ、鹿島アントラーズが9年ぶり9度目のリーグ優勝を果たした。

 この結果を受け、野々村芳和Jリーグチェアマンは、「鹿島アントラーズの皆さま、2025明治安田J1リーグ優勝、誠におめでとうございます。Jリーグ歴代最多となる 9回目のチャンピオンの栄光に輝きました。今季から指揮を執る鬼木達監督のもと、22試合連続得点に表されるように鈴木優磨選手やレオ・セアラ選手ら攻撃陣の活躍と、早川友基選手や植田直通選手をはじめ、僅差での勝利にも大きく貢献した守備陣の安定感が際立ちました。就任1年目ながらリーグ最多の通算5回目の優勝監督となられた鬼木監督の手腕を称えます」と、賛辞のコメントを送った。

 また、鹿島の下部組織の躍進にも言及し、「今年はトップ、ユースともに好成績をおさめ、鹿島アントラーズ躍進の一年となりました。トップチーム、フロント、アカデミーが連携し、クラブの隅々に常勝のメンタリティーを浸透させ、サッカー哲学の継承に努められていることが大きく実を結びつつあります。各年代に代表選手を数多く輩出するアントラーズの挑戦は、日本サッカー全体の強化育成にも大きく貢献しています」と述べている。

 さらに最終節では、本拠地『メルカリ・スタジアム』に今季ホーム最多となる37079人の観客が声援に駆け付けた。(国立開催の59574人を除く)野々村氏は、ファン・サポーターの功績を称えつつ、鹿島のさらなる躍進に期待を寄せた。

「今シーズン、クラブ歴代最多となる平均27,000人を超える方が来場され、ファン・サポーターの応援も大きな後押しとなったことと思います。鹿島アントラーズはメルカリスタジアムのある鹿行地域全体に多くの人の流れをつくるべくスポーツツーリズムにも注力しており、クラブの躍進とともにさらなる交流拠点となることが期待されます」

「鹿島アントラーズは、クラブ創設50周年となる2041年までに実現したいビジョンの一つに『アジアの盟主となる』ことを力強く掲げ、挑戦のプロセスを歩まれています。そのためにはリーグ全体のさらなる発展が不可欠であり、クラブとリーグが一丸となって歩みを止めずに成長を続けてまいります」

「最後になりますが、ここまでクラブを築き上げられた全ての皆さまへ心より敬意を表します。鹿島アントラーズのますますの活躍を、大いに期待しています」

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