バイエルンに所属するカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスの復帰が迫っているようだ。5日、ドイツ『キッカー』が同クラブのヴァンサン・コンパニ監督のコメントを伝えている。
現在25歳のA・デイヴィスは、今年3月に行われたCONCACAFネーションズリーグ・3位決定戦のアメリカ代表戦で右ヒザを負傷。検査の結果、右ヒザの前十字じん帯断裂が判明し、それ以降戦列から離れている。そして9月には個別トレーニングに復帰したことが伝えられており、『キッカー』も今年中の実戦復帰の可能性もあるとの意見を述べている。
そんななか、コンパニ監督は5日に行われた会見内で「すべてが計画通りに進めば、マインツ戦で初めて出場機会を得られるかもしれない」とコメント。来週14日の試合に復帰できる可能性を伝えつつも、「復帰には非常に近づいているが、明日の試合は無理だ」とも語り、この1週間で最終判断を下すようだ。
さらに同指揮官は、「我々は辛抱強く待ってきた。2025年に復帰が叶えば、それは我々にとってのボーナスとなる。目標は常に、より強くなってチームに戻ってくることだった」と話している。
また、この夏に行われたFIFAクラブワールドカップで負傷し、長期離脱中のドイツ代表MFジャマル・ムシアラに関しては「2026年が彼の年になるかもしれない」と語り、年明けの復帰を示唆した。
先日、長期離脱から公式戦復帰を果たした日本代表DF伊藤洋輝に続き、A・デイヴィスの復帰も目前に迫るバイエルン。リーグ戦では11勝1分けと無類の強さを誇り、UEFAチャンピオンズリーグでも3位と好調をキープしており、主力DFの帰還はさらなる追い風となる。