サラーにサウジアラビア移籍の可能性が浮上?…オファー提示に向けて水面下で動きか

 リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーにサウジアラビア移籍の可能性が浮上しているようだ。4日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。

 2017年夏にローマから加入し、ここまで公式戦通算420試合出場250ゴール116アシストという成績を残しているサラー。昨シーズンは最優秀選手(MVP)と得点王、アシスト王に輝く大活躍で5年ぶりのプレミアリーグ制覇に大きく貢献。今年4月には6月末までとなっていた契約期間を2027年6月末まで延長したことが発表された。

 しかし、今シーズンはパフォーマンスを落としており、プレミアリーグの直近2試合はスターティングメンバーから外れることに。“絶対的エース”の不調もあり、リヴァプールは14節終了時点で7勝1分6敗の9位に低迷し、首位アーセナルとの勝ち点差は早くも「11」まで開いている。

 報道によると、サウジ・プロフェッショナルリーグの複数クラブがこうした現状を注視しており、サラーがリヴァプール退団の意向を示した場合には獲得に乗り出す可能性が高いとのこと。具体的なクラブ名は明らかになっていないが、巨額のオファーを提示するべく、水面下で動き始めているという。サラーに対しては過去にアル・イテハドが1億5000万ポンド(約310億円)を提示したが、移籍は実現しなかった。

 なお、リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督はサラーについて「彼はこのクラブにとって重要な存在であり、これからもそうあり続けるだろう」とコメント。キャプテンのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクも「無限の功績が与えられるわけではなく、誰もが結果を残さなければならない。モー(サラー)は一貫してそれを示してきたので、僕たちの目指す目標に向けて今後も大きな役割を果たしてくれると確信している」と強調している。

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