
保育園に娘を送りにいった彩香は、同じクラスの2児のママ、えりかさんに遭遇。立ち話をしていると「息子はすぐに服を汚すし、娘にお下がりも回せないし、2人分は家計がきつくて」と困っている様子。そこで綾香は善意で娘のお下がりを、えりかさんに譲ったのですが…
■「高いだけある」の一言にモヤモヤ…
彩香の娘、芽依が保育園に通い始めてから約1年。

ある日、同じクラスのママ・佐伯えりかさんと立ち話に。えりかさんは年長の男の子と、年少の女の子のママ。
「また泥だらけだよ。男の子ってすぐ服ダメになるの、ほんと困る。妹には回せないし、2人分の服ってなるとさ、もう家計がギリギリで……」と、えりかさん。それを聞いた彩香は…

彩香は「芽依、ちょうど身長伸びてきたし、また服買わないとな〜って思ってたから」と言いつつ、内心、思い入れのある服を手放すのは少し寂しい気持ちもありました。
でも「誰かの役に立つなら…」と、娘のお下がりをえりかさんに譲ることにしたのです。
翌週、保育園の門の前で、えりかさんに声をかけられた綾香。

「似合ってるね」と彩香が言うと「やっぱこのブランドの服って、デザイン可愛いよね。生地もしっかりしてるし!高いだけあるわ〜!」とえりかさん。

■まさか売られてしまうとは!
週末、彩香が近所のリユースショップをぶらぶらしていたときのこと。ふと目に入った一枚がなんと…

えりかさんに譲った、娘の思い出のカーディガンが売られていたのです。

彩香は家に戻ってもモヤモヤするばかり。
数日後、顔見知りのママ・飯田さんと立ち話に。すると飯田さんが「この間、佐伯さんちに服あげたんだけどさ〜」と言い始めて…

続けて「その週末に近くの古着屋寄ったら、見覚えある服が売っててさ。たぶん、うちのだったと思うんだよね」と飯田さん。

園の帰り道、えりかさんにまた声をかけられました。綾香は思わず「この前のカーディガン、どうしたの?」と聞きました。すると…

処分という言葉にショックを受ける彩香。リユースショップでたまたま見かけたことを伝え、「少し、ショックだったよ」と本音をぶつけました。
えりかさんは「え、なんで? もらった服だし、 一度も着ないまま捨てるより、知らない人でもちゃんと使われた方がいいじゃん?」と悪びれた様子はなく…
彩香が「あの服、娘がすごく気に入ってたの。だから、大事にしてて……それを手放すの、ちょっとだけ迷ったんだけど、えりかさん達の役に立つならって…」と言葉を選びながら返すと…

「私もそれなら譲らなければよかったよ」と彩香はつぶやきましたが…
こちらは投稿者のエピソードを元に、2025年9月30日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントを紹介します。
■読者「大事なら、あげなきゃ良かったのに」
まずは、もらったお下がりの服を即リユースショップに売った、えりかさんに対するコメントです。
・他人を利用するだけって思うようになったら終わりだな。
・ワンシーズン着た後に売られてもなんとも思わないけど、即で売られてたら気分は悪いわな。
・遠くにある中古屋とかネットで売るより、バレやすい近くの古着屋さんに売ってるなんて、噂は一気に広がるわ。
・売って小金を稼いで周りの人間の信頼を失うってのは、どっちが損なんだか。
・最初から売買目的で貰いたいって言えば、上げるかどうかの基準が変わるよね。我が子の趣味やサイズは母親ならわかるはず、言葉巧みに貰うのは詐欺に等しいのでは? 勧善懲罰になってほしいと願ってしまう。
・多くの場合、譲ってくれる人は受け取り手に負担を感じさせないように、その品物についての思い入れは口にしないと思いますね。譲られた人は、サイズが合わないのならば、正直にそう言ってお返しすれば良いだけです。言うなれば間髪を入れずに有償で転売、処分をするのは無神経に過ぎますし、始めから転売の意図があったとみなされる可能性はありますね。
・そんな卑しい人とは離れたほうがよい。付き合ってると同等に見られる。悲しい思いは一度だけでいいし、お互い高めあうような友人を探しなさい。
・お小遣い稼ぎのために、人から頂いた服をリユースショップで売るのは有り得ない。もしサイズが合わなかったなら、服のサイズが合わなくて着れなかったからこの服返すね、とかもっと気遣いが必要だったと思います。捨てるくらいなら、娘のお友達に譲ってあげたいという親切な気持ちを踏みにじっているのと同じです。この被害を受けてしまった方は、リユースショップであげた服を見つけた時、どのような気持ちになったのでしょう。とても傷ついたと思います。このお話を見て、とても心が痛みました。
また、お下がりを上げた綾香にも厳しいコメントが続々。
・クレクレお化けって、それに餌を与える人がいるから、大きくなる。思い入れのある服を人にあげて、後悔するなら、最初からあげなきゃいい。「いい人ぶって」餌をあげる人の愚痴。察してちゃんみたいで嫌いだわ。
・向こうは、あなたの思い入れなんて知らないで、不要品を引き取ったと思ってるんだからさ…。大事ものならそう言おうよ。
・確かにモヤっとはするだろうけど、もうあげてしまったんだから後からこんな風に引きずる繊細なタイプならもうやめた方がいいね。
・そこまでこだわりがあったのに、なぜ他人に譲ったのか。
・佐伯さんよりこの主人公にイライラする、そんなに後からぐちぐち言うなら譲らなきゃ良かったのに。
・人に譲り渡した物の行く方が、そんなに気になるならば、人に譲らなければいいのに。手離した物品を受け取った人がどうしようが、その人の自由だと思うのだが。
・そんなに大事なら、あげなきゃ良かったのに。
・主人公が面倒くさくてうざいわ、別にえりかさんは悪くなくない? そんなにネチネチ言うほど大事な服なら最初から譲るなよ。
・売った服を買い戻して、お返しすれば、ご満足なさるのでしょうか? ねちねちねちねちとしつこくて怖いわ。
・服を譲った人が、重々しくて、恨みがましく、めっちゃ面倒くっせぇタイプでびっくりっ‼ こんな人の気持ちまで、いちいち考慮しなきゃならないのかしらん。
・古着と一緒に思い出まで受け取らなきゃなんないの? 重すぎやろ。 着ないけどずっと保管しとけと?
・気持ちはわからなくもないが、今度から譲らなければいいだけの話ですしね。
読者の体験談も紹介します。
・以前、同じく娘さんが着られそうだからと譲ったが、着られなければリユースに売ればいいし、と目の前で言われて、正直に、この人そこまでお金ないんだな? と思ってしまった。役に立つならと思ったことを、この漫画みたいに片付ける女もいるだろうが、わからないようにやれよ。
・「気に入らなかったら返してね」と言って渡しています。ゴミを押し付けたくないし、我慢もしてほしくないから。なんなら手土産でも「好みじゃなかったら言ってね」と伝えます。これからも良い関係でいたいから、好意のある人にしかしないし、相手の好みも把握しておきたい。友情には一手間かけます。んで、合わない人とは距離とる。
・うちは貰った中古の服が傷んでいたり、シミだらけだったり、趣味の合わない服とか貰ったり、子ども時代も新品でも趣味の合わない服を貰うことが多かった。あげてそれっきりなら良いけど「なんで着せないの?」と言ってくる人もいるから、人に服を送る時は気を遣う。特に義母から貰った服を着せないとネチネチ言われるからストレスだから、不要になると資源ごみに出すようにしてます。不思議なのは、手作り服とわかるとちょうだいと言われない。
読者のコメントにも多かったように、大事なものなら、彩香は譲るべきではなかったのかもしれませんね…この先の人間関係はいかに?