「成田空港の新ターミナル」に”スゴい乗りもの”出現か? その特徴は 「新しい成田空港」構想でヒアリングを受ける

成田空港で検討が進められている、新ターミナルビル整備などを軸とした「『新しい成田空港』構想」において、同空港の新ターミナルに斬新な「乗りもの」が出現するかもしれません。

新交通システムが整備されるかも…?

 成田空港で検討が進められている、新ターミナルビル整備などを軸とした「『新しい成田空港』構想」において、同空港の新ターミナルに斬新な「乗りもの」が出現するかもしれません。

 自走式ロープウェイ「Zippar」を開発するZip Infrastructure 株式会社は、成田空港の新交通システム動向調査(2025)において、「Zippar」が新技術のモビリティの一つとして取り上げられ、ヒアリングを受けたと発表しました。

 この動向調査は、2024年7月に成田空港が公表した「『新しい成田空港』構想とりまとめ2.0」において想定されている、以下の3つの輸送範囲における新たな交通システムの導入可能性を見極めるため技術的動向等を把握する目的として実施されたものです。

 同社は「新旅客ターミナル内における旅客等の施設内交通システム」「新貨物地区とターミナル地区間における貨物・従業員等の交通システム」「周辺地域及び従業員駐車場とターミナル地区間における周辺住民・従業員等の交通システム」の点で、「Zippar」が取り上げられたとしています。

「Zippar」は「低コスト・自由設計・自動運転」を特徴とした都市型自走式ロープウェイです。従来モノレールの半分程度の輸送量が確保できるシステムを1/5 程度のコストと期間で建設可能とのこと。新たなZippar は車体本体にバッテリー及びモーターを搭載しているため、自走式で直線部はロープ、カーブ部分はレールを連続的に走行することを可能としているとのことです。

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