山上徹也被告「非常に申し訳ない」=安倍元首相銃撃公判―奈良地裁

 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判の第14回公判が4日、奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれ、5回目の被告人質問が行われた。被告は「非常に申し訳ないことをしたと思っている」と述べ、安倍氏の遺族に初めて謝罪した。
 被害者参加制度を利用し、3日の公判に初めて出席した安倍氏の妻昭恵さんは、この日の公判には姿を見せなかった。
 被告は11月に行われた初の本人質問冒頭、「(45歳まで自分が)生きているべきではなかった。このような結果になってしまい、大変ご迷惑をおかけしているので」と謝罪の言葉を口にしていたが、安倍氏や遺族への言及はなかった。 

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