バルサSDが明かすラッシュフォード獲得の背景…マンU時代の苦戦には「まだ若すぎた」と持論

 バルセロナのデコSD(スポーツディレクター)が、マンチェスター・ユナイテッドからレンタル加入中のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて言及した。11月30日、イギリス紙『ミラー』がコメントを伝えている。

 現在28歳のラッシュフォードはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2016年2月に18歳でトップチームデビューを飾った。2018-19シーズンからは「10番」を背負い、公式戦通算426試合で138ゴール78アシストをマーク。しかし、昨年11月に就任したルベン・アモリム監督のもとでは半ば構想外となり、2月にアストン・ヴィラへ、そして7月にはバルセロナへレンタルで放出された。

 今夏に加入した新天地ではここまで公式戦18試合に出場し、6ゴール9アシストをマーク。今夏の獲得にも関わったバルセロナのデコSDは「マーカスは素晴らしい選手だ。彼は我々のチームにも満足しているよ」と前置きしつつ、ラッシュフォードがマンチェスター・ユナイテッドで難しい時期を過ごしたことについて次のように持論を展開した。

「彼はマンチェスター・ユナイテッドで重要な選手になるという責任を担った。我々と同じく世界有数のビッグクラブだが、彼はまだ若すぎたんだ。クラブの世代交代にも苦労したと思う。過去5年間のマンチェスター・ユナイテッドを見れば、チームを再建し、再び強くなるために苦労したことがわかる。多くのことを求められる選手にとって容易なことではない。重要な選手には大きな責任が伴うんだ」

 また、獲得の背景については「我々は市場で彼のような選手を探していた。前線の3つのポジションをこなせる選手だ。マーカスはバルセロナでプレーしたいという強い意志を持っていたので、ローン契約を結ぶことができたよ。財政的な制限があることはわかっていたが、それでも彼は辛抱強く待ってくれた。獲得できて嬉しいよ」と振り返っている。

 自身が加入を熱望した新天地で輝きを取り戻しつつあるラッシュフォード。ラ・リーガ連覇を目指すチームで今後どのような活躍を見せるか。

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