フランク監督が「到底受け入れられない」と非難…新生トッテナム、ファンとの関係性が“重要課題”に?

 トーマス・フランク監督のもとで試行錯誤が続くトッテナム・ホットスパーだが、クラブ内ではサポーターとの関係性が議論の対象となっているようだ。11月30日、イギリスメディア『テレグラフ』が伝えている。

 ここまで13試合を消化したプレミアリーグで5勝3分5敗・勝ち点「18」の12位につけているトッテナム・ホットスパー。インターナショナルマッチウィーク明けは宿敵アーセナルとのノースロンドン・ダービーに1-4と大敗すると、現地時間29日にはフルアムに1-2で敗戦。3-5で敗れたチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦を含めると公式戦3連敗となっている。

 なかなか結果が出ない中、フルアム戦では失点に関与したイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオに対し、本拠地に詰めかけたサポーターからブーイングが飛ぶことに。試合後、トーマス・フランク監督は「試合直後だけでなく、彼がボールに触れた時に何度かブーイングしていた。ピッチ上では互いに支え合う必要がある。彼らは真のファンではないし、到底受け入れられない」と非難し、スペイン代表DFペドロ・ポロも自身のインスタグラムで次のように綴っている。

「サッカーは感情であり、人生と同じようにミスが付き物だ。僕が絶対に許せないのは、ファンがチームメイトに対して失礼な態度を取ることだ。だからこそ、試合後にはフラストレーションが溜まったよ。それでも、僕たちは立ち上がる。6カ月前はすべてが最悪だったと思い出して欲しい。結局のところ、重要なのは始まり方ではなく、終わり方なんだ。真のスパーズファンのみんな、愛しているよ」

『テレグラフ』が報じたところによると、サポーターとの関係性はチームミーティングでも重要事項として議題に挙がっているという。スタジアムの雰囲気に関わらず、チームとしての団結を示すため、前半終了時に11人がセンターサークルに集まり、揃ってピッチを後にするという新たな慣例も採用されたようだ。

 チームの躍進にはサポーターの力も必要不可欠。現地時間2日のニューカッスル戦を挟み、4日後にはフランク監督の古巣であるブレントフォードをホームに迎えるトッテナム・ホットスパーだが、サポーターを納得させるパフォーマンスを披露することができるだろうか。

【ハイライト動画】トッテナムはフルアムに敗れて公式戦3連敗

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