数的不利ながらもアーセナルとドロー…チェルシー指揮官「11対11の時は我々がはるかに優れていた」

 チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督がビッグロンドン・ダービーを振り返った。11月30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第13節が30日に行われ、チェルシーは本拠地『スタンフォード・ブリッジ』にアーセナルを迎えた。38分にモイセス・カイセドの一発退場で数的不利となったが、後半開始早々の48分にリース・ジェームズのCKからトレヴォ・チャロバーのゴールで先制に成功。59分にミケル・メリーノにヘディングシュートを叩き込まれたものの勝ち越し点は許さず、今シーズン最初のビッグロンドン・ダービーはドローに終わった。

 強度の高いプレーでアーセナルに自由を与えず、数的不利となってからも度々チャンスを創出し、90分間を通してのシュート数でも上回ったチェルシー。先制点をアシストしたR・ジェームズは「勝ち点『1』しか取れず残念だ」と前置きしつつ、「11人対11人の時は僕たちの方がずっとボールを支配していた。今日の試合は大きなメッセージになったし、勝ちたかったとはいえ、得られたものも大きい」と振り返っている。

 また、マレスカ監督も「我々が正しい方向に向かっていることを証明できたと思う。素晴らしいパフォーマンスだったし、11人対11人の時は我々の方がはるかに優れたチームだった。10人では難しくなったが、見事に対処したと思う。今夜は勝てなくても満足できるものだった」とプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズで首位を走るアーセナルと互角以上に渡り合ったチームを称賛した。

 首位アーセナルと「6」ポイント差、2位マンチェスター・シティと「1」ポイント差の3位につけるチェルシー。次節は日本代表MF田中碧が所属するリーズと対戦する。

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