リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、エジプト代表FWモハメド・サラーをスタメンから外したことに言及した。11月30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
33年ぶりに公式戦3試合連続で3失点以上を喫していたほか、72年ぶりに公式戦3試合連続3点差以上で敗れていたリヴァプールは、11月30日に行われたプレミアリーグ第13節でウェストハムと対戦し、アレクサンデル・イサクに加入後リーグ戦初ゴールが生まれたほか、コーディ・ガクポがダメ押しゴールを決めて、2-0で勝利を収めた。
公式戦4試合ぶりの白星を手にしたリヴァプールだったが、この試合ではサラーがスタメンから外れてベンチスタートとなると、最後まで出場機会のないままタイムアップを迎えたことに注目が集まっている。
昨夏のリヴァプール就任後、サラーをリーグ戦では先発から外したことのなかったスロット監督が、この決断を下したことに驚きの声も上がっているなか、試合後にこのことについて聞かれると、「モー(サラーの愛称)はこのクラブで素晴らしいキャリアを築いてきた。彼は特別な選手なので、このクラブで素晴らしい未来が待っているだろう」と語りながら、10日間で4試合を戦うスケジュールや対戦相手を考慮して起用しなかったことを明かした。
「時々、特定の先発を組む必要があると感じている。そして、毎試合最高の先発を選ぶように努めている。今日の彼らの布陣、つまり常に高い位置で守備につくサイドバックと、常に内側に陣取るウインガーの配置を考えると、これがチームにとってプラスになると思った」
「ただ、先ほども言った通り、彼はこのクラブにとって非常に重要な存在であり、これからもこのクラブにとって重要な存在であり続けるだろう」
現在33歳のサラーは昨季、プレミアリーグで全38試合に先発出場し、29ゴール18アシストを記録。3シーズンぶり4度目となるゴールデンブーツ賞(最多得点者賞)、3シーズンぶり2度目のプレーメーカー賞(最多アシスト者)を受賞したほか、得点関与数「47」は38試合制で最も多く、42試合制の時代にアラン・シアラー氏とアンディ・コール氏が記録した歴代最多記録に並ぶ活躍を見せ、リヴァプールの5シーズンぶり20回目のトップリーグ優勝に大きく貢献を果たした。
この活躍もあって今年4月に新しく2年契約を締結してリヴァプールに残留したサラーだが、今季はここまでリーグ戦12試合出場で4ゴール2アシストを記録するにとどまっている。
【ハイライト動画】リヴァプールが公式戦4試合ぶりの白星!
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