1アシストの久保建英、果敢に仕掛けたプレーに現地紙も好評価「相手ディフェンスを苦しめた」

 11月30日のビジャレアル戦に出場した、レアル・ソシエダに所属するMF久保建英のプレーについて、現地紙が評価を下している。

 ラ・リーガ第14節が30日に行われ、ビジャレアルと対戦したレアル・ソシエダ。本拠地『アノエタ』に、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督が率いるイエローサブマリンを迎え入れたなか、31分に先制点を、57分に追加点を許してしまった。それでも60分、この試合にスタメン出場したMF久保建英がカットインで相手選手を4人も引きつけ、空いたバイタルエリアにパスを供給。そこで受けたMFカルロス・ソレールが、敵将となった“恩師”の前でゴラッソを叩き込むと、87分にはMFアンデル・バレネチェアが直接FKを決めて、ついに同点とする…が、後半アディショナルタイムに痛恨の失点。2-3で敗れ、リーグ戦6試合ぶりの黒星となった。

 そんな試合において、85分までプレーした久保は上記したアシストのほか、右サイドからの果敢な仕掛けで攻撃を牽引。スペイン紙『アス』は「前半は判断力が鈍っていた。実際、ビジャレアルの得点は彼のロストから生まれたものだ。ややプレッシャーを感じていたように見えた」と失点に関与した点に触れつつも、「それでも何度かチャンスを作り、後半は調子を上げ、1点差に縮めたソレールのゴールをアシストするなど、活躍した」と違いを生み出したことを評価した。

 またスペイン紙『エル・デスマルケ』は、評価点でチーム2位となる『7』を与え、「この日本人選手は、チームで最も積極的な姿勢を見せたひとりだった。チャンスを作り、サイドでは常に均衡した展開を崩そうとした。彼のアジリティとドリブルは、相手ディフェンスを苦しめていた」と寸評を綴っている。

 レアル・ソシエダの次戦は、3日に行われるコパ・デル・レイ2回戦のレウスFCR戦となる。

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