ブンデスリーガ第12節が30日に行われ、フライブルクとマインツが対戦した。
フライブルクは、第11節までを消化して3勝4分け4敗という戦績でリーグ15位につけている。前節はバイエルンに2-6で大敗を喫しており、リーグ戦連敗は避けたい。リーグ戦2試合連続で得点を挙げている鈴木唯人は、この試合にも先発出場を果たした。
対するマインツは、リーグ戦11試合を戦って1勝3分け7敗という戦績でリーグ最下位に沈んでいる。この試合に勝利すれば降格圏を脱出できるだけに、何としても白星がほしいところだった。佐野海舟と川﨑颯太は共に先発出場した。
試合は、フライブルクが試合の主導権を握る展開となる。すると12分、フライブルクは左CKのチャンスを得ると、キッカーのボールをフィリップ・ラインハートが頭で合わせた。これをマインツのGKラッセ・リースが止めたものの、ゴール前に詰めていたルーカス・キュブラーがこぼれ球を押し込んだ。
さらにフライブルクは21分、ルーカス・ヘーラーが右サイドを駆け上がり、ボックス内に侵入すると、GKとDFラインの間を通すようにパス。ヴィンチェンツォ・グリフォがワンタッチで合わせ、ゴールネットを揺らした。
2点ビハインドを背負うマインツは28分、パウル・ネーベルがラインハートの足首を足の裏で踏みつけてしまい、主審はレッドカードを提示。マインツは残り60分以上を数的不利で戦うことになってしまった。
後半に入ってからも勢いが衰えないフライブルクは50分、パスをつなぎながらボールを敵陣まで運ぶと、左サイドからヨハン・マンザンビがカットインし、ボックス手前にいた鈴木の足元にパス。勢いそのままにボックス内へ侵入したマンザンビは、鈴木からパスを受け取ってから右足を振り抜き、ゴール左隅にシュートを突き刺した。
その後もゴールに迫り続けたフライブルク。90分には左サイドからのクロスをマティアス・ギンターが頭でゴール前に落とし、最後はパトリック・オスターヘッジが押し込んでゴールネットを揺らした。
試合はこのまま終了。フライブルクが4-0でマインツに勝利し、リーグ8位に浮上した。なお、フライブルクの鈴木唯人は69分までプレーし、マインツの佐野海舟と川﨑颯太はフル出場を果たした。
フライブルクは次節、12月3日にDFBポカールベスト16のダルムシュタット(2部)戦後、12月6日にアウェイでハイデンハイムと対戦。一方のマインツは次節、12月5日にホームで町野修斗を擁するボルシアMGと対戦する、
【スコア】
フライブルク 4-0 マインツ
【得点者】
1-0 12分 ルーカス・キュブラー(フライブルク)
2-0 21分 ヴィンチェンツォ・グリフォ(フライブルク)
3-0 50分 ヨハン・マンザンビ(フライブルク)
4-0 90分 パトリック・オスターヘッジ(フライブルク)
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