J3降格の山口、中山元気監督の退任を発表「この15年間は自分にとってかけがえのない時間」

 レノファ山口FCは30日、中山元気監督が2025シーズンをもって退任することを発表した。

 現在44歳の中山監督は、現役時代にサンフレッチェ広島、コンサドーレ札幌、湘南ベルマーレ、山口でプレー。2012年シーズン終了後に現役を引退し、2013年には山口の監督も務めた。JFL昇格に伴い、当時はライセンスの影響で1年で退任したが、その後も山口でU-18監督やトップチームコーチなどを歴任し、今年6月に志垣良前監督が解任されたことを受けて監督に就任していた。

 しかし、山口は最終節のRB大宮アルディージャ戦に3-2で勝利したものの、2025明治安田J2リーグを7勝15分け16敗の勝ち点「36」の19位で終え、11年ぶりのJ3降格が決定した。

 これを受け、退任が決定した中山監督は山口のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「このたび、2025シーズンをもちまして、レノファ山口FCの監督を退任することになりました。どのような状況でも応援し続けてくださった皆様に、満足のいく戦いをお見せできず、このような結果になってしまったこと、すべての責任は自分にあると感じます。心よりお詫び申し上げます」

「2011年、まだ社会人チームだったレノファに選手として加入しました。引退後も指導者として、JFL、J3、J2とカテゴリーが上がっていくとともに、チームが大きくなっていく様子に関わらせていただきました。そして最後は、そんなチームの監督として立たせていただきました。それもひとえに、チームを支え続けてくださった皆様のお力添えによるものだと思います。この15年間は、自分にとってかけがえのない時間です」

「最後になりますが、多大なるご支援をいただきましたパートナー企業の皆様、ホームタウンである山口県全19市町自治体の皆様、そして勝ちきれない試合が続く中でも声を届け続けてくださったファン・サポーターの皆様、いつも最善の試合運営にご尽力いただいたボランティアの皆様、最後まで一緒に戦ってくれた選手・スタッフ・クラブ関係者の皆様、レノファ山口FCを支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます」

「皆様の存在が、常に自分を前へと進ませてくれました。レノファ山口FCがこれからも県民の皆様に愛され、さらなる発展を遂げ、そして選手たちの未来が輝かしいものになることを心から願っております。15年間、本当にありがとうございました」

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