“大一番”出場のためあす渡米　櫻井心那は『79』の苦戦にもサバサバ「普通にやれば大丈夫」

＜JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ　最終日◇30日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72＞

来週に迫った今年の“大一番”へ、櫻井心那はスコア以上の手応えを感じた。今季最終戦の最終日は「79」と落とし、トータル8オーバーに終わったが、「ドライバーはよかったし、そこはつなげたい」とサバサバと話した。
この試合が終わると、すぐさま12月4日（火）から来季の米女子ツアー出場権を争う最終予選会（Qシリーズ）に出場する。そのため、あす1日（月）には渡米。2日（火）からは、会場となる米アラバマ州のマグノリア・グローブGCを回るつもりだ。

心配なのは「芝かな」と、日本とは異なるコンディションに警戒を示す。その慣れない環境のなか10月に行われた2次予選会はトップ通過を果たしてもいるが、「場所が違うし、少ない練習ラウンドで見てやっていきたい」と、やはりここは入念にチェックするポイントになる。

今季は8月の「CAT Ladies」で2年ぶりに勝利し、通算5勝目を手にしたが、一方で32試合中13試合で予選落ちと、波が荒い1年でもあった。それでも挑戦前の心境は「落ち着いて、普通にやれば大丈夫」と自信を強調。コースについては「メモは見ました」と、“研究”も開始している。

「きょうは流れも悪くて苦しいゴルフでしたけど、（コースが）狭いし、そんなに気にしないように」。米予選会は5日間、計90ホールの長丁場。最終的に25位タイまでに入った選手は、来年のツアーメンバーカードを手にする。日本ツアーから昨年の最終予選会を通過した山下美夢有、明愛と千怜の岩井姉妹は、1年目から大活躍のシーズンを過ごした。その後を追って、来年は米国を主戦場にしたい。