史上5人目の“70切り”達成には2アンダーが絶対条件の佐久間朱莉 新女王が挙げた快挙達成のキーホールは?

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇29日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

ティショットも、グリーンをとらえた2打目も完璧だった。3日間の平均スコアが『4.45』と最も難しいホールとなった18番パー4。フェードが持ち球の佐久間朱莉はティショットを「頑張って、つかまえました」とドローで打ち、ボールはフェアウェイの真ん中に着弾した。2打目は7番アイアンを握り、ピン右5メートルにのせた。だが、バーディパットはカップをかすめた。
「18番はいいショットが打てました。2打目は6番と7番で悩んで、風がフォローになったので7番で打ったけど、う~ん、パットが…」と無念のパーに少しだけ顔をしかめた。14位から出て、4バーディ・4ボギーの「72」で順位は21位に後退し、スコアはトータル1オーバーのまま。この日の最終ホールのように、歯がゆい時間が増えてきた。

前週の「大王製紙エリエールレディス」で初の年間女王を決めた。年間平均ストロークは『69.9382』。最終戦の4日間をトータル1アンダーで回ることが、史上5人目となる『70切り』を達成する条件だった。申ジエ(韓国)、山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛に続くためには、最終日を2アンダーの「70」で回ることが絶対条件。ただ、新女王の追い詰められた様子はまったくない。

「なるようにしかならない。自分のプレーに集中するだけです。いいイメージを思い出してやりたいです」

カギとなるホールには2番パー5を挙げた。582ヤードと長く2オンは不可能。ティショットから2打目、3打目とショットの精度が試される。初日、2日目はボギーをたたき、この日はパーをセーブしたが、3日間ともラフを渡り歩いている。「あのホールはティショットがラフに行くのは仕方ないかと思っています。明日はしっかり3打目をフェアウェイから打ちたい。まだ、2番でバーディパットを打っていないので、明日こそは打ちたいです」。

昨年はトータル8アンダーで3位となった最終戦。「ショットでチャンスを作っていきたい。遠くから大勢の方が応援に来てくれているので、いいプレーをお見せしたいです」。序盤で流れをつかみ、有終の美を飾りたい。(文・臼杵孝志)

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