山口県宇部市のJR宇部新川駅前で、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するエヴァンゲリオン初号機の手をモチーフとした彫刻がお披露目された。同駅は、映画版のモデル地の一つであることから、多くのファンが訪れる場所として知られている。
彫刻は、2024年に同作品をテーマに全国から募集して選ばれたデザイン案を基に、宇部スチール(同市)の若手社員が制作した。鉄製で、横の長さは約3.6メートル、重さは約9トン。日没から午後10時まではライトアップされる。
市は、同アニメを手掛けた庵野秀明氏の出身地であることから、21年以降毎年アニメの世界観を活用したイベントを、まちづくりの一環として開催している。篠崎圭二市長は「宇部市の彫刻文化とエヴァンゲリオンが融合した一つの象徴。市とエヴァンゲリオンのシンクロ率が上がっている」と喜んだ。【もぎたて便】
〔写真説明〕アニメ「エヴァンゲリオン」をモチーフとした彫刻=20日、山口県宇部市

