「当事者の方におわびを」=日テレ番組降板について会見―国分太一氏

 タレントの国分太一氏(51)が26日、東京都内で記者会見し、コンプライアンス(法令順守)違反により6月に日本テレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板したことについて「傷つけた当事者の方に心からおわびの気持ちを伝えたい」と述べた。番組降板以降、国分氏が公の場に姿を見せるのは、これが初めて。
 国分氏は、番組降板と同時に無期限の活動休止を発表。その5日後に所属グループ「TOKIO」も解散したが、日テレは「プライバシー保護」を理由に、国分氏のコンプライアンス違反の内容を明らかにしていない。
 国分氏は10月、番組降板を決めた日テレの手続きに問題があったとして日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた。その理由について、国分氏は会見で「日本テレビと対立する気持ちはない」とした上で「私の取ったどの行動がコンプライアンス違反とされたのか、答え合わせをさせていただき、事実を知り、本件と関係者にきちんと向き合いたい」と述べた。
 国分氏は目に涙をにじませ、時折声を詰まらせながら、「自分の置かれている状況や立場への自覚が足りなかった。長年の活動の中で立場と環境にあぐらをかいていた部分があった。自分の立場、責任、信頼の意味をかみしめ、しっかりと向き合っていかなければならない」と話した。
 国分氏の会見を受け、日テレは「一貫して関係者保護を第一に対応しており、何よりも関係者が“二次加害”がもたらされることに強い恐怖を感じている。その観点から『答え合わせ』は難しいと考えている」とのコメントを発表した。 
〔写真説明〕記者会見で頭を下げるタレントの国分太一氏=26日午後、東京都千代田区
〔写真説明〕記者会見するタレントの国分太一氏=26日午後、東京都千代田区
〔写真説明〕記者会見を終え退席するタレントの国分太一氏=26日午後、東京都千代田区
〔写真説明〕記者会見するタレントの国分太一氏=26日午後、東京都千代田区

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