苦戦続いたJ2大分、8月就任の竹中穣監督が今季限りで退任…チームは最終節を前に残留決定「共に闘えたことが誇り」

 大分トリニータは25日、竹中穣監督の今シーズン限りでの退任を発表した。

 19日に49歳の誕生日を迎えたばかりの竹中監督は、FC町田ゼルビアのコーチやユース監督、ラインメール青森のヘッドコーチ、栃木SCのヘッドコーチを務めたのち、2024年に片野坂知宏監督の下で大分のヘッドコーチに就任した。

 今シーズンも片野坂監督が指揮を執っていたものの、8月に解任。その後監督に就任していた。就任後はJ2で11試合指揮を執り、2勝4分け5敗の成績。チームはJ2残留を決めたものの、現在は3連敗で16位と苦しい状況から脱却はできなかった。

 なお、最終節はJ1昇格とJ2優勝が懸っている水戸ホーリーホックとの対戦が控えている。竹中監督はクラブを通じてコメントしている。

「このたび、2025シーズンをもちまして、大分トリニータの監督を退任することとなりました。8月から1日でも早いJ2残留と言う明確なミッションを託された短い時間でしたが、37節終了まで確定させることができず、皆様には不安な気持ちの中でも変わらぬ声援を送っていただき、力をいただきました。監督として皆様と共に闘えたことが誇りであり、これからの私の人生の糧となる幸せな時間でした。次節、私の12試合目となる水戸戦も、大分トリニータの誇りを持って強い気持ちで闘います」

「最後になりますが、惜しみないご支援をいただきましたスポンサー企業の皆様、ステークホルダーの皆様、行政の皆様、そして勝てない試合が続く中どんな時も声を枯らし想いを届けて頂いたファン・サポーターの皆様、毎日のトレーニングに真剣に向き合い勝利を目指し一緒に戦った選手・スタッフ、クラブ関係者の皆さま、全ての方に心より感謝申し上げます。ありがとうございました」

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