全35試合を消化した国内女子ツアーもいよいよ大詰め。そんな中、タイトリストのツアー担当者によれば「今年はアイアンの使用者が急増したシーズンだった」という。これまで契約外選手への供給は、ミズノやテーラーメイドは積極的に見えたが、タイトリストは目立ってこなかった。ツアー担当の原京祐氏は今年はサポートに力を入れたとか。
タイトリスト総合契約選手は国内女子に元々少なく、イ・ミニョンやペ・ソンウなどごく少数のみで、今季は菊地絵理香も不在。契約外選手にもサポートを広げた結果、稲見萌寧(T150の6I~PW)、岡山絵里(T350の5I/T150の6I~PW)、野澤真央(T350の5I/T150の6I~PW)らがT-SERIESアイアンを使用した。他社製のイメージも強い選手たちだが、どこが評価されたのだろうか。
「NEW T-SERIESアイアンを試した選手の多くが飛距離だけでなく、弾道安定性の高さにも驚いてくれます。特に【短めのラフやボールが濡れた難しいコンディションからでもイメージした通りの弾道でグリーンをキャッチしてくれる】ということで、シーズン中でもT-SERIESに替えてくれる選手が多かったです」(原氏)
ミズノやテーラーメイド製アイアンのイメージが強い稲見も「(T150は)打感の良さが気に入ったのはもちろん、難しい状況でも安定したスピンが毎回しっかり入ってくれて落下角度がつき、グリーンで確実に止めてくれる。その性能に何度も救われています」と、試合を戦い抜く上で欠かせないポイントだと明かす。
また、岡山もミズノやテーラーメイド製のイメージだったが「(T150 は)やさしさと操作性を高い次元で両立した“イケメン”アイアンで、試合中のどんな状況・心境でもイメージ通りのショットを打たせてくれる心強い存在」と話す。PGAツアーでは契約有無に関係なく、多くの選手に好まれ【11年連続No.1アイアン】をキープするタイトリスト。来季は女子でもさらに広がるだろうか。
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